米雇用統計に警戒!_4/5(金)

今日の環境分析 2024年4月5日

 昨日発表された米国の新規失業保険申請件数は、前週比1.1万人増加の22.1万人と市場予想の21.4万人を上回る悪化となりました。ミネアポリス連銀総裁は「今年利下げしない可能性も」と発言するなど、FRB高官のタカ派の強気発言が目立っています。米国の利下げ開始時期に不透明要因が増してきています。日銀総裁はインタビューの中で「夏から秋にかけて春闘の結果が物価に反映されていく中で、物価上昇率の目標2%達成の確度が高まる」と発言し、利上げ判断は夏から秋になることを示唆しました。一方で、過度な円安進行で経済・物価に影響を与える場合は利上げ判断の材料になるとも発言しています。足元の円安牽制のようにも思われます。AUDJPYが100円を突破するなどクロス円通貨は3月高値水準にまで上昇しましたが、その後、USDの反落で下落しています。

 通貨相関からは、日足と4時間足の強弱感は逆の状況にあります。USDは日足最強・4時間足最弱になるなど、下位足で調整・反発の動きを強めています。足元の動きが上位足に波及してくるのか注目したいと思います。AUD・NZDが強く、USD・CADが弱いのが目立ちます。EUR・GBPは相対的に中立の位置づけになっています。雇用統計を前にUSDは様子見姿勢を強めると思われ、方向感のつかみにくい状況にあります。通貨を特定せず、個別の通貨ペアの値動きで判断したいと思います。

 強い通貨: AUD・NZD
 弱い通貨: JPY・USD・CAD

 日足   : USD>CAD>AUD>EUR>GBP>NZD>JPY
 4時間足 : AUD>NZD>EUR>GBP>JPY>CAD>USD

 本日は、米国の雇用統計が最大の注目材料となります。内容次第でUSDは大きく動く可能性があるので警戒したいと思います。好調な内容だった場合、152円を超える可能性があり、その場合の介入に警戒したいと思います。同時刻にはカナダの失業率も発表されるのでCADの動きにも注意したいと思います。また、本日もFRB高官の発言が複数予定されています。雇用統計の発表後のタイミングとなるため、発言内容に注目したいと思います。
 なお、来週からオセアニアは冬時間に入ります。1時間後ろ倒しになるので注意が必要です。