米ISM非製造業景況指数に警戒!_4/3(水)

今日の環境分析 2024年4月3日

 昨日は、イースター明けで実質的な期初となりましたが、大きな動きは見られませんでした。USDの強さが継続しているものの目先反発の動きとなりました。USDJPYは151円台後半まで進みましたが、152円を前に円買い介入を警戒した動きが頭の重たさにつながりました。

 通貨相関からは、USDの強さが継続しています。USDと連動していたCADに調整の動きが見られ、AUDに戻りの強さを確認することができます。JPYも堅調な展開にあると思われます。一方、EUR・GBPの弱さが継続しています。USD・AUDの買い、EUR・GBPの売りを軸に通貨選択をしたいと思います。

 強い通貨: USD・CAD・JPY
 弱い通貨: NZD・EUR・GBP

 日足   : USD>CAD>AUD>EUR>GBP>JPY>NZD
 4時間足 : USD>AUD>JPY>NZD>CAD>EUR>GBP

 本日は、米国のISM非製造業景況指数に注目です。月曜日の製造業景況指数は予想外の景気分岐点となる50を上回りましたが、非製造業ではすでに50超えの水準が続いています。前月の52.6からどの程度の変化があるのか、前月悪化した雇用指数にも注目したいと思います。今週末の雇用統計を前に、労働統計が相次ぎます。上記雇用指数のほかにも、ADP全米雇用報告が発表されるので、注意しておきたいと思います。また、ユーロ圏の消費者物価指数にも注目しています。インフレ鎮静化を確認できるのかがポイントとなります。さらに、FRB議長をはじめFRB高官の発言が相次ぎます。好調な米国経済を確認できる現状で、利下げ開始時期に言及するのか注目しています。