今日の環境分析 2022年5月31日

昨日は、クロス円の上昇が目立ちましたが、全般に1%を超える変動にはならず小動きの展開が続いています。日銀総裁は、昨日の参院予算委員会において金融緩和を継続する方針に変化はないとコメントし、クロス円の上昇を裏付ける結果となりました。

通貨相関からは、マイナー通貨の強さ、メジャー通貨の弱さが継続しています。しかし、メジャー通貨内でもJPYを除けば堅調な動きを示しています。4時間足では多くの通貨ペアでトレンドの発生を確認しており、日足への波及があるのか注目しています。日足の収束は極まってきているため、発散へのタイミングを逃さないようにしたいと思います。

本日は、カナダのGDPに注目しています。明日、政策金利の発表を控えていることから、GDPの内容次第では想定外の動きになる可能性があると思います。また、EUで消費者物価指数が発表されます。ECBの利上げ観測が強まっており、利上げへの後押しになるか注目です。

今日の環境分析 2022年5月30日

週末金曜日は3日連続で小動きに推移しました。ボラティリティが低下傾向にあり、価格の収束は強まっているため、方向性のない展開になっています。本日は米国が祝日であることや明日が月末になることから、大きな動きを期待するのは難しいかもしれません。しかし、収束が強まっている時は、少しのエネルギーで発散に向かうことは可能になるので、動き出しに注意してみていきたいと思います。週足ベースで調整波になる通貨ペアが増えてきました。この調整波の方向に日足以下の短期足が連動していることから、長期的なトレンド転換の可能性が高まってきていると思います。

通貨相関では、メジャー通貨の弱さ、マイナー通貨の強さが目立っています。USDの弱さが継続しており、JPYの弱さも見られます。これを受けて、USDJPYを除いてドルストレートやクロス円通貨のUSD・JPY安の方向が継続すると思われます。なかでも、マイナー通貨とUSD・JPYの組み合わせに注目しています。

今週は、本日米国が週末2日間英国が祝日で休場になります。水曜日にはカナダの政策金利の発表があり、利上げに向かうか注目です。また、金曜日には米国の雇用統計が発表されるなど、重要指標の発表が続きます。年後半に向けた景気動向を模索していく上で重要な指標発表になります。

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スワップ一覧_2022/5/28(Axiory/BigBoss/XM/Titan/HotForex/外為ファイネスト)

今週は、ニュージーランドの利上げがありましたが、全般にスワップポイントに大きな変化は見られません。このところ、Titanのスワップポイントの丁寧な修正が目立っています。変化を見ると、ファンダメンタルズの変化をつかめると思います。

BigBossのUSDJPYは今週も、わずかながらショートポジションでスワップポイントが拡大しました。USDJPYのショート方向への持続性を想定しているようです。AxioryのUSDJPYのロングポジションはプラスのため、BigBossとの裁定取引が依然として可能な状況にあります。

スイングトレードにおいては、時間の経過も身に付ける必要があるため、スワップ戦略にも注意してもらいたいと思います。

今日の環境分析 2022年5月27日

昨日は、前日に続き前日比では小動きに推移しました。JPYの強さが目立っており、日本時間のクロス円のボラティリティが高まっています。しかし、全般には収束の動きが極まってきています。日足・4時間足ともに多くの通貨ペアで収束しており、いつ発散に向かってもおかしくない局面にあります。週明け月曜日は米国が祝日で金融市場は休場となること、週末であることや月末が近づいてきていることから、本日の値動きには警戒しておきたいと思います。

米国の企業決算を通して、一部に米国の景気減速観測が出てきています。これを受けて、加速度のついている金融引き締めの動きは、年後半に向けて弱まってくるものと思われます。先読みしたUSDの現在の上値の重たさに表れていると考えられそうです。昨日は、日銀総裁の発言を受けて一時的に円高に動きました。現在の日米金融政策の差異が円安ドル高を進めてきましたが、日銀の金融政策の方針転換があれば、大きな反転が想定されます。日銀の目標とする消費者物価が2%超えの状況を考えると、日銀の方針転換に警戒しておくことが必要と考えます。

今日の環境分析 2022年5月26日

本日未明に発表された米国のFOMC議事録要旨は大きなサプライズがなく、落ち着いた価格推移となりました。同要旨によると0.5%の利上げ継続を複数の委員が適切と判断しており、インフレ率がピークに達したとの判断は時期尚早との意見が複数あった模様です。
昨日は、全般に小動きになり1%を超える変動となる通貨ペアはありませんでした。このところ、小動きの翌日は大きく動くことが多いので、本日の動き初めには警戒が必要かもしれません。

通貨相関では、マチマチの動きになってきました。EURの強さ、USDの弱さは継続しており、関連通貨ペアに注目したいと思います。しかし、全般に方向性に統一感がなく、収束の動きは継続しています、発散に向けたタイミングを待ちたいと思います。

本日は、米国のGDP、カナダの小売売上高に注目しています。

今日の環境分析 2022年5月25日

前日の日足の20SMA抜けにみられた短期的な反転の動きは継続せず、収束の動きが継続しました。なかでもドル高一服感を強めているUSDの弱さから、昨日期待していたクロス円の再上昇の期待外れに終わりました。ECBの金融引き締め方針からEURの強さが継続しています。EURUSDでは長期的な底打ち確認の動きといえそうです。

通貨相関からも、EURの強さとUSDの弱さが目立ちます。また、USDに連れてCADの弱さも確認できます。全般に、上位足から下位足までの統一感がなく、収束の動きを強めていると判断できます。短期的なEUR関連通貨の動きに注目したいと思います。

本日は、明日未明に5月3日-4日に行われたFOMCの議事録が公表されます。米国金融当局の方向性を確認する上で最重要な経済指標になるため、ドルストレート通貨の発表後の動向に警戒したいと思います。

今日の環境分析 2022年5月24日

昨日は、ドイツのIFO景況指数やECB総裁の利上げ方針の発言を受けて、EURの上昇につながり、なかでもEURJPY・EURUSDが大きく上昇しました。クロス円通貨を含め、多くの通貨ペアで日足が20SMAを抜けてきました。これは、買いから売りへ、売りから下位へと領域が変化してきています。4時間足ではすでにその動きが反映されてきました。

JPYの弱さは継続しているため、クロス円の再上昇が期待されます。ただし、USDは弱含む展開が続いているため、USDJPYを除くクロス円に注目しています。特に、EURは動き始めのため、その動きが継続するのであればトレンドに乗っていきたいと思います。

本日は、欧州各国の製造業・サービス業PMIが発表されます。相対的な重要度が低いと判断し表示していませんが、米国の製造業・サービス業PMIも発表されます。足元の景気動向を判断するうえで、重要な経済指標となるため、その内容次第では大きな動きにつながる可能性が高まっています。

今日の環境分析 2022年5月23日

先週末は、すべての通貨ペアで小動きとなりました。各通貨ペアともに収束感を強めています。JPYの強さが継続していることから、クロス円の調整の動きは継続しています。同様にUSDの目先の弱さが目立っていることから、ドルストレート通貨の動向に注目しています。とはいえ、全般にレンジの動きを強めており、方向感のない展開となっています。動き出すまで様子見で臨みたいと思います。

今週は、25日(水)のニュージーランドの政策金利発表があります。また、世界経済フォーラムが26日(木)まで開催されています。金融当局の発言には警戒しておきたいと思います。本日は、日米首脳会談、カナダ市場が祝日で休場になります。

スワップ一覧_2022/5/21(Axiory/BigBoss/XM/Titan/HotForex/外為ファイネスト)

BigBossのUSDJPYのスワップポイントは、わずかですが拡大しました。BigBossのスワップ方針は短期的な方向性に沿っており、かなり正確性が高いと判断しています。Axioryのロングポジションがプラスであるため、BisBossとの裁定取引が可能な状況にあります。

このところの主要国の経済指標の発表を受けて、インフレ警戒が極まってきています。米国などはピーク感を判断する向きもあり、米国金利の上昇傾向が継続するものの、以前ほど金利上昇に伴う日米金利差を意識しない動きが出てきています。このため、目先的な調整につながっていると思います。

とはいえ、依然としてマイナススワップの大きなポジションが多いため、スイングトレードにおいてはFX会社の選択に注意したいと思います。