2020年3月31日の環境分析データ

連日、高いボラティリティが続く中、昨日はやや沈静化した動きとなりました。日足の多くがボリンジャーバンドのミドルバンド(20SMA)を意識した方向性を探る動きとなっています。ミドルバンドをレジスタンス・サポートとする通貨と抜けていく通貨とに分かれ、上位足のトレンドに回帰するかの分岐点にいます。本日は月末でもあり動きにくい状況にあるので、方向性の確認を待ってからトレードすることをお勧めします。上位足と下位足の方向性が不一致の通貨が多いため、短期的な調整波と意識しておきたいと思います。

2020年3月30日の環境分析データ

週足と4時間足では方向感が逆になっています。日足ではボリンジャーバンドのミドルバンドを抜ける通貨が現れ、通貨の強弱感が逆転しつつあります。足元では、早くから中国経済の悪化を織り込んだAUDなどマイナー通貨が強含む展開が続いており、USDを筆頭にメジャー通貨の弱さが目立ちます。特にUSDは、新型コロナの感染拡大をうけて米国経済の悪化は避けきれないものになっています。このため、USDの弱さが際立っています。しかし、明日の年度末を挟んで資金フローに変化が生じ、思わぬ展開が発生する可能性もあります。このため、今週は一層慎重な投資姿勢が必要と思います。

3月第4週の決済トレード

第3週に多くの通貨を決済したので、第4週に決済を迎えた通貨はGBPJPYのみとなりました。前週までの下落からの反転の動きとなりました。チャートの中の右側上矢印が第4週分です。左側の下矢印は第3週に決済を迎えています。日足のミドルバンドまでを利確目標としていました。新規にエントリーした通貨は、GBPJPYを含めた2通貨となりました。第4週に関しては、日足でのエントリーチャンスは少なく、4時間足にエントリーチャンスが多くありました。

スワップ一覧(Axiory/BigBoss/XM)_2020/3/28

各国の金融緩和策が一巡し、ついにXMではすべての通貨でマイナススワップになりました。BigBossは依然として変更がありません。Axioryでは前週の変動の修正が行われたようです。ここまでスワップによるマイナスが発生すると、長期保有の際には十分に注意したポジション管理が求められます。

時間帯別ボラティリティ 2020年3月第4週

高いボラティリティが続いています。前週もコメントしましたが、 ボラティリティの大きな局面ではエントリーと同時に大きな評価損を抱えることもあります。通常の2倍以上の値動きになるということは、損切り水準を従来の倍に置く必要があります。損失金額を固定と考えれば、従来の半分の数量でも通常と同じになります。収益の可能性も倍になっているので、ポジション数量の調整によって通常の意識の下でトレードを継続することができます。ボラティリティの高さに躊躇することなく、資金管理を徹底することで乗り切ってもらいたいと思います。

2020年3月27日の環境分析データ

昨日、スケジュールに未記載だった米国の新規失業保険申請件数は驚異的な数字でした。雇用調整がしやすい米国でもここまでの数字となると、米国経済の弱体化は避けられなくなると思います。米国大統領選挙を控えて、なりふり構わず政策を打ち出してくることが予想されますが、その場合、 新型コロナ鎮静化の連邦政府の財政赤字への懸念が強まりドルの弱体化が心配です。欧米への感染拡大が続いていることから、メジャー通貨の弱さとマイナー通貨の堅調さが目立っています。大きなトレンドに変化はないと考えていますが、当面は調整の動きに注視していきたいと思います。加えて、週末や月末接近であることにも注意が必要です。

2020年3月26日の環境分析データ

昨日コメントした、日足ボリンジャーバンドのミドルバンド(20SMA)までの調整は複数通貨で達成してしまいました。ミドルバンドから反転し上位足のトレンドに戻るか、抜けて調整が長引くもしくはトレンド転換するか、ミドルバンド付近での値動きに注意が必要です。トレンドが転換する場合、ミドルバンド抜け後のレジサポを確認出来てからでも遅くはないので、安易にミドルバンド付近での飛びつきをしないように注意してください。

2020年3月25日の環境分析データ

昨日のコメントでスプレッドの拡大の話をした途端、正常化の方向に戻ってきています。市場の流動性が回復されてきた状況が確認できます。日足の調整の動きが強まってきています。通貨の強弱では、上位足と下位足では反対になる動きが出てきています。4時間足では収束する動きが強まる中、方向感を明確に出せている通貨がいくつか出てきました。日足ベースでボリンジャーバンドのミドルバンド(20SMA)までの調整を想定しています。

2020年3月24日の環境分析データ

USDの強さは継続しているものの一服感も出てきています。その他の通貨で反転の動きもあり、トレンドを終了するのか、継続するための収束の期間なのか、見極めが必要な局面になってきました。上位足の方向性に揺るがない状況にあるため、後者と判断しています。ボラティリティの高さは、大きな収益機会を提供してくれますがリスク要因でもあります。同様に、リスク要因として考えられるのがスプレッドです。このところ、各社のスプレッドが急拡大しており、メジャー通貨以外のスプレッドは異常値ともいえる水準にあります。スプレッドの拡大は、ボラティリティの高さ以外に市場参加者の減少も示していると思います。マイナー通貨の細かい値動きなどをみると顕著です。当面は、メジャー通貨中心にトレードすることをおすすめします。

2020年3月23日の環境分析データ

USDの独歩高の状況が続いています。EURUSDの弱さやEURGBPの強さが継続しており、USD>EUR>GBPの通貨強弱が明確になっており、トレンドを確認することができます。全般に4時間足では目先の調整の動きが強まっており、値動きが収束する傾向に見られます。この後の収束から拡大へ変化する際には、その方向性に警戒するようにした方が良さそうです。