今日の環境分析 2023年6月15日

 本日、日本時間未明、米国FOMCでは金利の据え置きを決定しました。年内にあと2回の追加利上げの可能性を示唆し、ターミナル金利は0.5%引き上げられました。その後のFRB議長の会見では、今回の据え置き決定をスキップと呼ぶべきではないと発言し、次回以降の利上げの可能性は未定であることに言及しました。しかし、市場では次回7月のFOMCで利上げ、9月見送り、11月利上げとの見通しとなったため、USDは堅調な展開となりました。

 通貨相関からは、JPYの弱さが継続しているため、クロス円が堅調な展開となっています。しかし、USDは依然として上値の重たさを示しており、今回のFOMCの結果を受けてもUSDJPYは限定的と考えています。AUD・NZDの堅調さは継続しており、なかでも長く調整の続いたNZDの戻りの強さが目立っています。EURは堅調な動きを見せていますが、本日発表されるECBの政策金利の利上げを織り込みにいった動きと判断されます。次は来週22日に発表されるの英国の政策金利を見越した動きになるものと思われます。AUD・NZD・GBPを軸とした通貨選択を継続したいと思います。

 本日は、欧州中央銀行が政策金利を発表します。市場では、今回+0.25%の利上げを見込んでおり、これは織り込み済になっています。次回の利上げも大部分が市場で織り込まれているため、利上げ水準の想定外の拡大がない限りサプライズはないものと思われます。このため、ECB総裁のコメントにおいて、今後の金融政策の行方にどこまで言及するのか、その内容に注目が集まっています。内容次第では大きく反落する可能性もあるため、警戒したいと思います。その他では、オーストラリアの失業率、米国の小売売上高と新規失業保険申請件数に注目です。それぞれ、発表時には関連通貨が大きく変動する可能性が高いため、注意したいと思います。また、本日から明日まで日本銀行は金融政策決定会合を行い、明日の昼頃には日銀の政策金利の発表があります。サプライズはないと想定されていますが、JPYの弱さが継続しているため、反転の動きには警戒したいと思います。