今日の環境分析 2023年6月16日

 昨日、ヨーロッパ中央銀行(ECB)は政策金利を発表しました。+0.25%の利上げを実施し、8会合連続の利上げとなりました。インフレの高止まりを懸念しており、ECB総裁は会見において利上げ終了を明確に否定しました。米国では前日にFOMCで年内2回の利上げを示唆しましたが、市場の判断は否定的と判断しUSDの上値を押さえました。USDJPYは一時141円台をつけましたが、その後反落しています。本日の日銀の金融政策は金融緩和継続が想定されていることから、USDとともにJPYも下落することとなり、クロス円・ドルストレート通貨が大きく変動しました。

 通貨相関からは、USDの弱さが継続しています。年内に1-2回の利上げの可能性はあるものの、年内で金融引締めの終了が明確となったことがUSDの弱さにつながっています。JPYの弱さも継続しており、本日の金融政策の発表において金融緩和策の変更はないとの判断になっています。AUD・NZDは堅調な展開となっており、来週に金融政策の発表を控えるGBPの堅調さも継続しています。JPYは本日の金融政策にサプライズの可能性は否定できないため、発表までは様子見したいと思います。USD売り、AUD・NZD・GBP買いのポジションで通貨選択をしたいと思います。

 本日は、日本銀行の金融政策が発表されます。今回は現状維持と想定されていますが、インフレ見通しの上方修正の可能性があり、その場合は次回に金融緩和策修正を見越した動きになるものと思われます。日銀総裁の会見において金融緩和策の修正にどこまで言及されるのか注目しています。内容次第では現状の円安の加速を否定することも想定したいと思います。逆に、まったくサプライズがなければ、円安が加速する可能性がある一方で、急激な円安は為替介入への警戒が強まるものと思われます。週明け月曜日は米国が祝日のため、週末のポジション整理の動きに注意したいと思います。