今日の環境分析 2023年2月23日

本日未明に発表された米国のFOMCの議事要旨は、一部に利上げ幅圧縮に反対する意見が出ていたものの大きなサプライズはなく、USDの堅調さは変化がありませんでした。前日に大きく動いた影響もあり、全般に小動きに推移しました。

通貨相関からは、EUR・AUDの弱さが目立つようになりました。USDの強さは継続し、GBP・NZDが反転の動きを見せました。JPYは相対的に強さを見せ始めてきました。明日の日銀新総裁の所信聴取を前に、JPYの今後の動きを模索するかのようです。再び、上位足と下位足との方向感が不揃いのため、通貨選択が難しい局面になりました。その中で、USDとAUDは方向感が揃っているため、これら通貨を軸に通貨選択をしたいと思います。

本日は、インパクトある経済指標の発表はありません。しかし、米国で第4四半期GDPと個人消費の改定値が発表されます。従来、改定値は速報値ほど重要視されませんが、足元の堅調な経済指標の状況を考えると、サプライズとなる改定値の可能性もあります。その場合、USDの強さを再確認する動きになることも想定されるため、注意しておきたいと思います。また、本日は日本の祝日になるため、日本時間はおとなしい展開になると思われます。デイトレであれば、欧州時間に入るのを待ち、FOMCの議事要旨を消化してからのエントリーを検討した方がよさそうです。

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