今日の環境分析 2023年2月14日

昨日は、JPYの弱さが目立ち、クロス円通貨が大きく上昇しました。昨年末からの円高修正の動きが継続しているものと思われます。日本銀行総裁の後任人事が固まったことで、様々な思惑が市場には反映されてきており、クロス円に関しては方向感のつかみにくい状況にあります。クロス円以外の通貨は全般に小動きに推移しています。本日の米国の消費者物価指数の発表を前に様子見気分が強まっています。

通貨相関からは、昨日に続きCADの強さが目立っています。NZD・AUDなどのマイナー通貨が堅調な動きになる一方で、JPY・EUR・USDのメジャー通貨が相対的に弱い状況にあります。徐々に、強いマイナー通貨と弱いメジャー通貨の構図になりつつあります。この構図が確定するのか、一時的なものなのか、その動向に注目したいと思います。

本日は、米国の消費者物価指数が最大の注目になります。このところ、毎月米国の消費者物価指数の内容で大きく変動しています。今月も値動きには警戒したいと思います。発表までは市場の様子見気分が継続すると思われ、発表後の展開を待ちたいと思います。また、本日は日本のGDPや英国の失業率が発表されます。ともに、今後の金融政策への影響度の高い指標となるため、JPY・GBPの値動きに注意したいと思います。