今日の環境分析 2023年2月24日

昨日発表された、米国の新規失業保険申請件数は予想を下回り、労働市場の逼迫を再確認しました。GDP改定値は予想を下回ったものの、コアPCEは予想を上回りました。このため、USDは堅調な展開となり、USDJPYは2か月ぶりの水準にまで上昇しましたが、戻り売りに押されました。全般には小動きに推移しており、いまだにレンジ内の動きが続いています。

通貨相関からは、相対的にみてUSDの強さは維持しています。EUR・AUDの弱さも継続しています。GBP・NZDの反転の動きは続いているものの、方向感の乏しい展開となっています。時間足ごとに方向感の違いがあるため、通貨選択の難しい局面が続いています。そのなかで、昨日同様、USDとAUDは方向感が揃っているため、USDの買い、AUDの売りの方向で、これら通貨を軸に通貨選択をしたいと思います。

本日は、日本銀行の次期総裁(午前)・副総裁(午後)が衆議院において所信聴取が行われます。昨日から開催されているG20財務相中央銀行総裁会議において、日本銀行の現総裁が当面金融緩和は継続との発言をしました。本日の次期総裁をけん制した発言とも勘繰ることもできるため、本日の次期総裁の所信聴取においてはサプライズは期待しづらく、当面は現状の金融政策を維持するとの発言になると想定しています。このほか、日本の全国消費者物価指数や米国のPCEデフレーターの発表などにも注目しています。

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