今日の環境分析 2022年9月15日

昨日は、米国の生産者物価指数が発表され、2か月連続で低下し、前日の消費者物価指数の発表時のような反応はありませんでした。英国の消費者物価指数は11か月ぶりに鈍化しました。
日本銀行は、為替介入のための準備作業となる金融機関に相場水準を尋ねる「レートチェック」を実施しました。今までの口先介入から一歩進んだ形になります。米国のインフレ鈍化がみられない状況にあり、米国との協調介入の可能性はないと思われるため、為替介入があっても限定的と考えます。USDJPYは145円が上値の壁となりました。来週のFOMCの政策金利の発表までは、大きな動きは想定しづらくなってきました。

通貨相関からは、USDが再び上位足から下位足まで方向感が揃いました。JPYは日銀のレートチェックの報道から円高方向に反転し、4時間足ではUSDに次ぐ強さまで変化しました。JPYは月足・週足・日足と最弱通貨になっていますが、反転の動きが明確になった可能性もあるため警戒したいと思います。USDJPYに対して安易な押し目買いは注意が必要です。USDの強さ以外は明確な方向感をつかみにくい状況にあるため、ドルストレート通貨に注目したい所ですが、通貨ペアの動きをみるとトレンドの発生には到っていません。収束の動きも進んでおらず、目先は見送り姿勢を強めていると判断しています。

本日は、米国の小売売上高に注目です。消費者物価指数ほどではないですが、物価の動向を探るうえで非常に重要な指標です。発表内容に注意したいと思います。Mark’sTradeでは、ついに保有ポジションがなくなりました。当面は様子見していきたいと思います。

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