今日の環境分析 2022年9月19日

前週末金曜日は、前日に続き、小動きに推移しました。今週のFOMCを前に様子見気分が強く、方向感のない動きが続きました。その中で、GBP・CADの動きが鈍く、関連通貨の下落が目立ちました。ほとんどの通貨ペアは収束の動きも見られず、トレンドの発生の予兆が見られません。各国の政策金利が発表されるまで、もみ合いの展開が想定されます。

通貨相関からは、JPYの反転の動きが継続していますが、上位足に波及するまでには到っていません。USD・EURの堅調な動きの一方、GBP・CADの弱さが継続しています。徐々に上位足に波及する動きを見せており、これら通貨の動きがトレンドにつながることを期待しています。JPY・USD・EURのメジャー通貨がともに強い動きになっているため、これら通貨の組み合わせの通貨ぺアに方向感が出にくいのは仕方ないことだと思います。メジャー通貨とマイナー通貨の組み合わせに注目したいと思います。

今週は、9月22日が最大の注目です。9月21日(日本時間9月22日未明の3:00)の米国に始まり、昼頃の日本、16:30のスイス、20:00の英国と、立て続けに政策金利が発表されます。大幅利上げの米国と英国、マイナス金利を脱却するスイスと、事前に方向性が想定されています。このため、サプライズがあるとすれば、金融緩和を継続している日本銀行の姿勢の変化です。先週は、レートチェックの実施の報道がでるなど、為替介入の動きが出ました。金融緩和継続からの脱却の兆しでもあれば、円高進行につながる可能性があると思われます。
本日は、日本と英国が祝日で休場となるため、日本時間・欧州時間は閑散な動きになると想定されます。特に、エリザベス女王の国葬の時間となる欧州時間は見送り姿勢が強まると思われます。実質、米国時間からのスタートになると思われます。