今日の環境分析 2022年9月21日

昨日発表された、日本の消費者物価指数は、変動の大きい生鮮食品を除く総合指数では30年11か月ぶり水準となる2.8%の上昇となりました。また、基準地価の発表もあり、住宅地の全国平均が31年ぶりの上昇となりました。海外の主要先進国の物価上昇水準に比べると、低い数字ではあるものの、日本銀行が金融政策の変更指針の材料としている2%の物価上昇が継続しています。昨日は、NZDUSDが大きく下落した以外は小動きに推移し、全般にFOMCの政策金利の発表を前に様子見気分の強い展開となりました。

通貨相関からは、NZDをはじめマイナー通貨の弱さが目立ちます。メジャー通貨では、USD・JPY・EURの強さが継続しているものの、GBPの弱さが際立ちます。下位足の動きが、徐々に上位足に波及してきています。その最大の特徴が、JPYです。一時は、月足から4時間足まで最弱通貨のこともありましたが、現時点では、日足で最下位から脱出することになりました。徐々に円安の進行に歯止めがかかりつつあるのではないかと思います。逆に、NZD・GBPが上位足から下位足まで弱い動きになっています。昨日も説明したように、NZDとAUD、GBPとEURのように、近隣国通貨との相対的な強弱に注意が必要です。通貨間の強弱が鮮明になっているため、通貨選択を間違えないようにしたいと思います。

本日の最大の注目は、日本時間明日未明の3時に発表される米国のFOMCの政策金利です。昨日発表された、スウェーデンでは事前予想の0.75%を上回る1.0%の利上げを行いました。FOMCでは0.75%の利上げが市場のコンセンサスとなっていますが、一部に1.0%の利上げ予想もあります。1.0%となった場合は、サプライズとしてUSDJPYが一気に145円台抜けになることが想定されます。逆に、0.75%の場合は織り込み済みとして反落する可能性が高いと思います。おそらく0.75%になると思いますが、政策金利の発表以上に注目なのが、3時半に行われるFRB議長の記者会見です。足元の物価動向などからみたインフレへの見解に注目です。次回の大幅利上げも市場は想定済みであるため、来年に向けて金利水準を推察する動きが強まると思われます。本日は、FOMCの政策金利の発表を前に、様子見の動きが継続すると思われます。明日は日本・英国・スイスの政策金利の発表を控えていることから、ポジションを保有することに慎重な姿勢で臨みたいと思います。