今日の環境分析 2022年9月14日

昨日は、米国の消費者物価指数が発表され、市場は大きく動きました。半分近くの通貨ペアが1%以上の変動となり、AUDUSD・NZDUSDは2%を超える下落となりました。8月の米国の消費者物価指数は前年同月比8.3%の上昇となり、2か月連続で伸び率は鈍化したものの市場予想の8.0%を上回り、サプライズとして市場は反応しました。今月のFOMCでは0.75%の利上げが市場のコンセンサスでしたが、1.0%利上げの見解も高まってきており、USDが大きく買われる結果となり、USDJPYは再び145円をうかがう動きとなりました。しかし、現在、Mark’sTradeのスイングトレードでは、ほとんどサインを確認することができません。

通貨相関からは、再び、上位足から下位足まで方向感の揃う展開となりました。しかし、GDP・CADの4時間足が逆方向になっている点には注意が必要と思われます。4時間足では多くの通貨ペアでトレンドを確認できずにいます。消費者物価指数発表の前と後では方向感が変わってしまったためです。このため、方向感を確定できるまで様子見が賢明かもしれません。

本日は、英国の消費者物価指数に注目です。足元、GBPの強さがみられることから、内容次第でトレンドの確認につながる可能性も高いと思います。また、米国の生産者物価指数にも注目です。昨日の消費者物価指数ほどのインパクトはないと思いますが、警戒しておきたいと思います。本日は、特に欧州時間に昨日の大きな流れが継続するのか、注視していきたいと思います。

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