今日の環境分析 2023年12月26日

 昨日は日本を除く主要国がクリスマスで祝日のため、ほとんどの国で休場となりました。このためMT4は稼働しておらず、一部のデータは通常と異なる基準で表記しています。

 昨日、日本時間の銀行間取引において、USDJPYは142円台での推移となりました。市場全般でも小動きに推移しました。日銀総裁は「企業の賃金・価格設定の動きに変化みられる」 「日本銀行が目指している2%の物価安定の目標が持続的・安定的に実現していく確 度は、少しずつ高まっている」と発言しました。「はっきりとした賃上げがあれば正常化する」とも発言しています。春闘後の賃上げが確定する4月に、日銀は政策変更をするとの見方を後押しする内容でした。日銀総裁の発言は経団連の講演会におけるもので、明らかに財界首脳に賃上げを促したと判断しています。各企業の経営サイドから賃上げの動きが前倒しされることを期待しています。

 通貨相関からは、JPYの強さが継続しています。本日も、方向感の乏しい展開になるため、無理にトレードをしないと思うので通貨選択を検討していません。しかし、日本と米国では市場が開いているので、最強通貨のJPYと最弱通貨のUSDを組み合わせたUSDJPYの動きに注目したいと思います。

 強い通貨:JPY・AUD・NZD
 弱い通貨:USD・EUR・GBP

 日足   : JPY>NZD>AUD>CAD>GBP>EUR>USD
 4時間足 : JPY>CAD>AUD>NZD>EUR>USD>GBP

 本日は、日本と米国を除く主要国がクリスマス休場となります。為替市場は開いていても、市場参加者が少ないため方向感の乏しい動きになると思われます。スプレッドが通常よりも開きがちのため、トレードをする際には注意が必要です。また、参加者が少ない分、ちょっとした動きが過剰反応となることも想定されますが、レンジ内の動きと考えてトレンドの発生は年明けまで待ちたいと思います。明日以降、クリスマス休暇をあけた投資家が徐々に復帰してきますが、本格的な市場展開になるのは年明けからと思われます。 

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