今日の環境分析 2023年12月19日

 昨日は、全般にボラティリティが低下し、小動きに推移しました。本日の日本銀行の金融政策発表を前に、様子見の姿勢を強めました。足元では収束の動きを強めていることから、日銀の金融政策発表を機に発散に向かうことを期待しています。しかし、クリスマス休暇を控えているため、すぐには大きなトレンドへの移行は期待しにくい状況にあります。ファンダメンタルズを背景とした動きが続くものと思われます。

 通貨相関からは、JPY・AUD・NZDの強さ、USD・EUR・GBPの弱さが継続しています。CADはUSDに連れて弱さを強めてきています。JPYを除くメジャー通貨の売りを軸に通貨選択をしたいと思います。JPYは、日銀の金融政策発表や総裁会見後の動きを見てから判断したいと思います。

 日足   : JPY>NZD>AUD>CAD>GBP>EUR>USD
 4時間足 : AUD>JPY>NZD>CAD>EUR>GBP>USD

 本日は、日銀の金融政策の発表と総裁会見に注目です。金融政策の変更はないと予想していますが、声明文における変更点に注意したいと思います。現状分析に関するちょっとした表現の違いが市場に与えるインパクトを強めると思います。また、日銀総裁の記者会見においては、ゼロ金利解除の時期に関する質問に対し、どのような回答をするのか注目です。春ごろと想定されていた政策変更が前倒しになるのか否か、その内容には警戒したいと思います。前倒しを示唆した場合、足元落ち着いた動きを見せているJPYの強さを再確認することになると思います。そのほか、オーストラリアのRBA議事録の公表やカナダの消費者物価指数にも注目です。