今日の環境分析 2023年1月26日

昨日、カナダ中央銀行は政策金利を+0.25%の利上げを行うことを決定しました。8会合連続の利上げで、利上げ幅は前回の+0.5%から半減しました。事前予想通りの結果となりました。今年中のインフレ鎮静化を判断しており、利上げ打ち止めを示唆しました。この結果を受けて、CADが下落しました。この動きは、来週の米国のFOMCにおいてもUSDに同様の結果をもたらすと考えています。

通貨相関からは、USDの弱さは継続していますが、GBPの弱さも目立ちました。AUDの強さも継続しています。堅調な動きを見せていたマイナー通貨の中でも、CAD・NZDが弱くなりつつあります。JPYの弱さも継続していますが、クロス円通貨全般に下位足で収束の動きを強めており、JPYの強さが戻る時期が近いのではないかと判断しています。今は、AUDを除き強い通貨が少ないので、弱い通貨売りのポジション選択をしていきたいと思います。

本日は、米国の第4四半期のGDPと個人消費に注目です。米国経済の実態面からUSDを再評価する動きが出るものと思われます。内容次第では、来週のFOMCにおける利上げ幅圧縮にむけて確信度が高まり、USDの弱さが加速することが想定されるので注意が必要です。

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