今日の環境分析 2023年1月18日

昨日は、本日の日本銀行の金融政策の発表を前に様子見気分が続いていましたが、日本時間深夜に欧州中央銀行の利上げ幅縮小観測でEURが急落しました。個別の通貨ペアでみると、下位足で収束の動きを強めており、動き出しのきっかけ待ちになっています。日銀の金融政策の発表後に動き出す準備が整っている状況にあります。大きな発散につながることを期待しています。

通貨相関からは、JPYの独歩高が続いています。金融引き締めを継続してきた日本を除く各国が、徐々に引き締めペースを緩和してくる中、日本のみが今後の金融引き締めが予想されることから円高方向への動きを強めています。金利差だけで考えると基調は円安であるべきですが、金融政策の方向性のモメンタムの比較から円高方向に向かっています。USDに続きEURも金融引き締めペースの鈍化を背景に弱くなってきました。EURGBPの関係から相対的にGBPの強さが示されてきています。クロス円の売りを中心に通貨選択をしたいと思いますが、日銀の金融政策の発表を確認してからポジション構築をする方針です。

本日は、今週最大のイベントとなる日本銀行の金融政策の発表があります。昼頃と時間が不定になっており、発表時間帯の動きには警戒したいと思います。発表を前にJPYに対する思惑的なポジション構築が膨らんでいるため、金融政策の変更の有無にかかわらず発表後には大きく変動することが想定されます。発表後の値動きに注視したいと思います。
そのほか、英国の消費者物価指数、米国の小売売上高にも注目です。ともに日銀の金融政策の発表後なので、GBPJPY・USDJPYの動きには注意したいと思います。