今日の環境分析 2023年1月27日

昨日は、全般に小動きに推移し、方向感のつかみにくい状況となりました。昨日発表された米国の第4四半期GDPは、2四半期連続のプラスとなる+2.9%となりました。インフレによる景気減速が懸念されていましたが、堅調な経済成長を確認することができました。これを受けて、今後の金融政策に与える影響を注視していきたいと思います。

通貨相関からは、USDの弱さとAUDの強さが継続しています。それ以外の通貨は強弱感がマチマチの展開となっており、方向感のつかみにくい状況は通貨相関からも判断できます。週足・日足・4時間足と強弱関係がばらばらになっており、動きにくい展開にあります。下位足の動向が、日足方向に向かうのか、週足方向に向かうのか、足元の動きに注意しておきたいと思います。通貨選択が難しい局面にあるので、収束から発散の動きが出るまでは見送り姿勢で臨みたいと思います。

本日は、朝方発表される東京都区部の消費者物価指数に注目です。この指標は、全国の消費者物価指数に対し先行して発表されるため、このところ注目度が高まってきています。また、米国のPCEデフレーターにも注目です。本日まで、中国は春節の休場となっています。また、オーストラリアは本日休場となります。為替市場は、各国の祝日に伴う金融市場の休場とは関係なく取引されますが、当該国の通貨の流動性は低下するため注意が必要です。