今日の環境分析 2022年5月2日

5月に入りました。先週末はNY株式市場で大きく下落し、週明けの東京市場にも大きな影響を与えそうです。日本はゴールデンウィークの休日の谷間ですが、ボラティリティの高い展開が想定されます。USDJPYは129円台で推移していますが、再び、130円台乗せや反落の動きに警戒しておく必要があると思います。

今週は、火曜日にオーストラリア、水曜日(日本時間は木曜日未明)に米国、木曜日に英国の金融政策が発表されます。また、金曜日には米国雇用統計の発表があります。その他、各国の重要な経済指標の発表が多くなっています。ここまでマクロ要因が多く集まる週は珍しいため、経済指標を想定した思惑的な動きが強まると思います。方向性さえ間違えなければ、ボラティリティの高さを利用したトレードに適した環境になると考えています。

通貨相関では、USDの強さが継続しているためドルストレート通貨に注目しています。JPYの弱さは継続していますが、日本機関投資家不在の今週は荒れる展開が想定されるため、クロス円には慎重に臨みたいと考えています。

本日は、英国が祝日で休場のため、米国時間の動きに警戒したいと思います。23時に米国ISM製造業景況指数が発表されます。週半ばのFOMC政策金利発表や週末の米国雇用統計に向け、方向感が強まる可能性が高いと思われ、警戒しておきたいと思います。