今日の環境分析 2022年5月20日

ボラティリティの高さが続き、一日の変動幅が1%を超える通貨ペアが多いものの、方向感に乏しい動きとなっています。短期足では収束の動きが強まっており、発散局面に移行するのは近いと思われます。クロス円は上昇するもののUSDJPYは下落するなど、USDとJPYの弱さが目立っています。メインとなるUSDJPYに反落の動きがみられることから、ここからはクロス円よりドルストレート通貨の動きに注目したいと思います。

本日は、英国の小売売上高に注目しています。主要国のインフレ懸念を確認する動きから、金融政策の先行きに影響を注視しておく必要があると思います。週末であることから、スイングトレードでは新規のポジションを取りにくい状況にありますが、USDJPYやドルストレート通貨の値動きに注目しています。



今日の環境分析 2022年5月19日

昨日は、英国の消費者物価指数の結果を受けてGBPが大きく変動しました。主要各国でインフレ加速に伴い金利上昇懸念から、株式市場の下落が目立っています。リスクオフの動きからJPYが買われ、全般に様子見の動きになりつつあります。

目先の動きとして、JPYの強さとUSDの弱さが目立っています。ファンダメンタルズの方向感は逆になりますが、加速した反動とみて継続性を持つのか、ファンダメンタルズの方向感に復帰するのか注目です。

全般にボラティリティは高まっていますが、方向感に乏しく、収束の動きが極みつつあります。目先の大きなボラティリティには警戒しつつも、トレンドの発生を待ちたいと思います。

今日の環境分析 2022年5月18日

昨日もコメントした通り、日本時間でのボラティリティが高まっています。日本時間が母国通貨となるJPY・AUD・NZD関連通貨は、日本時間に大きな動きとなっています。これは実需の動きが反映している可能性があり、方向感に警戒が必要になってきました。

昨日は、EUR・GBP関連通貨が大きく動きました。通貨相関からは、4時間足でGBPが最も強くなるなど、今まで弱かった通貨の反動が目立っています。同様の動きがAUD・NZDにも見られます。短期足と長期足の方向感が違うため、方向感が転換するのか継続のための調整なのか、動きに注目しています。

本日は、日本のGDPや英国・カナダの消費者物価指数など、重要指標の発表が値動きに大きく影響を与える可能性があります。今後の金融政策の方向性を確認することになるので、発表後の方向感に注意したいと思います。

今日の環境分析 2022年5月17日

昨日は、久しぶりに落ち着いた展開となりました。前日比で1%以上変動する通貨ペアはありませんでした。しかし、日本時間にクロス円通貨でのボラティリティが高まるなど、方向感が乏しい中、方向性を模索するような動きになりました。小動きの翌日は大きな動きが発生することが多くなっており、方向性が確定した時に大きな動きにつながる可能性は高いと思われます。

通貨相関からは、短期足でまちまちな動きとなり、上位足からの連動性が薄れています。本日は、重要な経済指標の発表があるため、内容次第では大きな動きになることが予想されます。上位足の方向性に沿った動きになるのではないかと思います。

特に、21:30の米国小売売上高に注目したいと思います。インフレのピーク感を肯定するのか否定するのか、内容次第では目先調整しているUSDが上位足の方向への回帰に注目しています。

今日の環境分析 2022年5月16日

週末金曜日は、クロス円中心に反転の動きが強まり、大きく上昇しました。前日に2%を超える下落をみせたAUDJPYやNZDJPYは全戻しにはならなかったものの、大部分を取り戻しました。これを受けて、短期足のトレンドを解消する動きになりました。

通貨相関からは、CADの強さが目立ちます。短期的な動きが長期足へ波及するまでには到っておらず、週末の動きは目先の調整とも判断できます。JPYを除いて、全般に長期足から短期足までの方向性が揃っています。EUR・GBPの弱さ、CAD・JPY・USDの強さから、これら組み合わせた通貨ペアに注目しています。

今週は、米国の小売売上高、英国の小売売上高や消費者物価指数に注目です。なかでも、軟調な動きが継続するGBPの動向に注目しています。

スワップ一覧_2022/5/14(Axiory/BigBoss/XM/Titan/HotForex/外為ファイネスト)

BigBossのUSDJPYのスワップポイントが再び大きく変化しました。ロングポジションのスワップポイントは、2週間プラスで推移していましたが、再び大きなマイナスになりました。ショートポジションも同様に、マイナスからプラスに転じました。

再び、USDJPYのスワップ裁定取引が可能になりました。USDJPYを、BigBossでショート、Axioryでロングポジションを持つことで、価格変動なくプラススワップを確保することができます。ただし、BigBossは頻繁にスワップポイントを変更するので、長期投資には向きません。

日本を除く各国で金融引き締めの動きから利上げが行われています。これを受けて、全般に徐々にスワップポイントにも反映されてきています。BigBossのような思惑的なスワップ方針を除けば、マクロ環境が反映しています。スワップポイントをみれば、長期的な方向感を判断することができると思います。

今日の環境分析 2022年5月13日

昨日は、クロス円中心に大きく下落しました。半分近くの通貨ペアが1%以上の変動がありました。なかでも、AUDJPYやNZDJPYは2%を超える下落となりました。米国では、生産者物価指数の発表を受けて、インフレのピークを確認したとの意見が出てきています。USDの頭打ちを確認する動きになりました。

通貨相関では、JPYの強さが目立ちます。USD・CADの強さも再確認する動きになってきました。JPYを除き、上位足から下位足まで方向感が揃ってきました。USDの目先調整の動きはあると思いますが、相対的な強さは継続しています。

本日は、昨日の流れが継続するのか、目先の調整が一服するのかに注目しています。4時間足では多くの通貨ペアでトレンドが発生しています。一部の通貨ペアは日足にもその流れが波及しています。4時間足の方向感に注目して通貨選択をしていきたいと思います。

今日の環境分析 2022年5月12日

昨日の米国の消費者物価指数は、市場予想を上回る数字となり、金融引き締め姿勢を強めることが確認できました。これを受けて、ドルストレート通貨の堅調な動きは継続すると思われます。しかし、JPYが反転の動きを見せていることから、USDJPYは頭の重い展開が想定されます。また、ECB総裁が金利利上げ姿勢を確認するコメントをしたこともあり、EURの強さが回復しつつあります。

通貨相関で見ても、メジャー通貨のJPY・USD・EURの強さが目立ってきました。一方で、AUD・NZD・CADの弱さが継続していることから、通貨ペアの選択は分かりやすい状況にあると思います。

本日は、英国のGDPに注目です。GBPは前週の利上げ発表を受けても上昇に転じることなく、弱い動きを継続しています。この動きが継続するのか反転するのかに注目しています。

今日の環境分析 2022年5月11日

昨日は、前日の大きな動きの反発は大きくなく、落ち着いた展開となりました。このため、短期足では、多くの通貨ペアが前日に発生したトレンドを継続しています。

通貨相関では、EURの強さが継続しています。USDの強さも継続していますが、以前ほどの独歩高の動きから変化してきています。マイナー通貨の弱さは継続しているので、EURとAUD・NZD・CADの組み合わせに注目しています。

本日は、米国の消費者物価指数に注目です。米国経済のインフレのピーク感や景気減速感の動きがあるのかに注目です。もし、ピーク感を示す数値となれば、ドル反転のきっかけになると想定され、動向に注視していきたいと思います。

今日の環境分析 2022年5月10日

GBPの弱さが緩和する一方、AUD・CAD・NZDが揃って弱い展開になりました。リスクオフの動きが強まり、株価や金などのリスク資産の下落に連動しています。これら3通貨の関連通貨ペアが1%以上の変動となりました。

4時間足でトレンドが発生し、早くも日足に波及する動きが出てきています。4時間足では3分の2の通貨ペアでトレンドを確認でき、日足でも新規のサインを複数確認できるようになりました。

JPYの弱さが緩和し、EUR・USDの強さが目立ってきています。円安からドル高・ユーロ高の動きに変わってきています。ドルストレート、ユーロ関連通貨に注目しています。