米統計に警戒・加政策金利も!_6/5(水)

今日の環境分析 2024年6月5日

 昨日発表された米国の4月の雇用動向調査(JOLTS求人数)は、806万円件と2か月連続減少し、3年2か月ぶりの低水準となりました。労働市場の過熱感の鎮静化を確認することになり、米金利は低下し、USDは下落しました。USDJPYは154円台まで下落しました。利下げ開始時期の遅れとの見通しを否定する結果となり、前倒しを見込む動きが見られました。前日のISM製造業景況指数の悪化とともに、米国経済への警戒感が高まりつつあるように思われます。市場全般では、米国時間こそ前日の大きな動きの後だけにボラティリティは低下しましたが、日本時間・欧州時間ではクロス円を中心に大きく動きました。終値でみてもクロス円通貨の多くが1%以上下落するなど、市場は動き出したと考えています。

 通貨相関からは、JPYの強さが目立ちました。米国金利の低下で日米金利差縮小の動きと日米の金融政策の方向性を意識した動きが強まったものと思われます。NZDの強さが継続している一方でAUDの弱さが目立っています。USDとともにCADの弱さが際立ってきたことで、相対的にEUR・GBPの強さを示すようになりました。引き続き、USD・CADの売りを軸に通貨選択をしたいと思います。

 強い通貨: NZD・EUR・JPY
 弱い通貨: USD・CAD

 日足   : NZD>GBP>EUR>AUD>JPY>CAD>USD
 4時間足 : JPY>NZD>EUR>GBP>AUD>USD>CAD

 本日は、米国のADP雇用統計とISM非製造業景況指数に注目です。月曜日にISM製造業景況指数の悪化をみただけに、今回の数字には一段と警戒感が高まります。ADP雇用統計とともにISM指数のなかの雇用関連指数にも注目したいと思います。月曜日のISM製造業景況指数の雇用指数は良好な数字だったものの、市場は反応しませんでした。昨日のJOLTS求人数のようにマイナス面への反応が大きいので、ADP雇用統計やISMの雇用指数が悪化しているようだとUSDへの影響が高まりドル安の動きが加速するものと思われます。また、カナダの政策金利にも注目したいと思います。金利据え置きとの見方が大勢ですが、利下げの可能性も否定できません。足元のCADの弱さは利下げを織り込んでいるかのような動きでもあるため、警戒したいと思います。さらに、オーストラリアのGDPにも注意しておきたいと思います。明日はECBの政策金利が発表され、利下げが見込まれています。明日に向けたEURの動きを注視したいと思います。

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