USDの一人勝ちの展開になっています。USDJPYの上昇とともにJPYの強さが弱まってきています。同様のことはEURUSDの動きからEURにも言えます。全般に、トレンドは継続していますが徐々に警戒感も出てきており、だんだんと伸びが鈍くなる展開が想定されます。今日は週末でもあり、極力、週またぎのポジションを持たないことをおすすめします。 また、本日は日本は休日のため、JPYに関連した動きには警戒が必要です。
2020年3月19日の環境分析データ
JPY・USD・EURの強い通貨群の中で、USDの一人勝ちの動きが顕著になってきました。昨日もコメントしましたが、ボラティリティの高い局面では、テクニカルの分かりやすいチャートを示してくれるドルストレート通貨を確認するようにしてください。例えば、GBPAUDの場合はGBPUSDとAUDUSDの組み合わせからできています。このため、GBPAUDの値動きを見る場合、GBPUSDとAUDUSDの値動きを見る方が分かりやすくなります。GBPAUDのように弱い通貨同士の組み合わせより、GBPUSD・AUDUSDのように強い通貨と弱い通貨の組み合わせの方が分かりやすい動きになります。無理に難しい通貨選択をしないようにするには、通貨相関を確認することが大事です。
落ちてくるナイフをつかむな! の解釈
相場格言に 「落ちてくるナイフをつかむな!」 というのがあります。
落ちてくるナイフをつかむと怪我をするからです。
では、いつナイフをつかめばいいのかというと、地面に刺さって動かなくなってからになります。今の相場の動きはナイフではなくボールの動きになります。落ちてくるボールをつかむのではなく、地面で反発したのを確認してからつかめば確実につかめます。
この時、最初の反発でなく、2度目の反発まで待てば、安心してつかめることができると思います。これがW底の考え方です。
今は普通のボールでなく反発力の大きなスーパーボールだと思っている人が多いと思います。しかし、先行き不透明感が強いので、バウンド後の方向性を判断できないラグビーボールと思った方が良さそうです。
時間の経過とともにボールの動きは落ち着いてくるので、しばらく静観することが重要になります。
この話、リーマンショックの頃、投資信託販売担当者向け勉強会で講義していたものです。実際にボールを 床に落として、ボールの動きを見てもらいました。よりリスクを回避した投資を行うには、自己満足の予想をすることなく、確実な動きを納得できることが大事です。これほどの大きな動きは、めったにあることではありません。方向性を確認してからでも遅くはありません。
2020年3月18日の環境分析データ
通貨の強弱がはっきりしています。このため、強い通貨同士ではレンジの動きになってきています。デイトレードができる方はレンジ内のトレンドをつかみやすいと思いますが、スイングトレードではトレードしにくいため、レンジ抜けを待つ局面にあります。もちろん、強い通貨と弱い通貨の組み合わせであれば、明確なトレンドが発生しバンドウォークの状況にあるため、下位足でエントリータイミングを図るのが得策です。ボラティリティの高い状況が続いているため、テクニカル分析が効かないチャートもあります。その点、ドルストレート通貨はテクニカルの分かりやすい動きになるので、クロス通貨を選択する場合には関連するドルストレート通貨の動きを確認することをおすすめします。
2020年3月17日の環境分析データ
昨日は、米国に続いて日本も金融政策の実施が発表されました。また、中国の1-2月期の経済指標が発表され、中国経済の悪化を確認できました。世界の金融政策は出尽くしてきており、今後は財政政策の拡大に頼らざるを得ません。大胆な財政政策が実行されても、各国経済の悪化は避けられません。株価は、株価収益率×1株当たり利益で計算されることがあります。投資家のリスク回避の動きから株価収益率が低下し、企業業績悪化懸念から1株当たり利益が低下していれば、 株価が下落するのは当然の帰結です。
通貨相関では再び強弱関係が明確になってきました。メジャー通貨とマイナー通貨の強弱は投資機会をもたらすと思います。ボラティリティの異常な高さが続いているため、ちょっとした材料で大きな変動を招くことがあります。スイングトレードといえども、資金管理の観点から短期トレードにせざるを得ない状況にあると思います。
2020年3月16日の環境分析データ
今朝、米国が緊急利下げと量的緩和の実施を発表しました。ニュージーランドも緊急利下げを発表されました。世界的に金融緩和策を実施してきており、取れる金融政策は出し尽くした感があります。週末には米国で大規模な財政出動を発表し、NYの株価は急反発しました。各国の政策対応が進むことで、パンデミック後の経済情勢を想定することになります。各国の景気悪化は避けられない中で、相対的に影響度の少ない国を探す必要があります。今現在、最も安全な投資は現金を保有することです。相対的な強さを持つ国の通貨に資金が流れていくことになると思います。
ボラティリティの高い状況が継続しています。色々なニュースなどで価格変動は一段と高まります。スイングトレードでは明確なトレンドの通貨のみトレードすることをお勧めします。資金管理の徹底を忘れないようにしましょう。
スワップ一覧(Axiory/BigBoss/XM)_2020/3/14
先週、英国は0.5%の緊急利下げを行いました。このため、GBP系通貨のスワップポイントが大きく変化しています。今週も、BigBossのスワップポイントが変化していない点を懸念しています。
時間帯別ボラティリティ 2020年3月第2週
米国時間のボラティリティは、複数通貨(*)でグラフ上限を超えていますが、あえてこのまま表示しています。この目盛は昨年10月のボラティリティの高い局面の時に設定しました。最低のAUDNZDでも100pipsを超えるなど、非常にボラティリティの高い局面が続いています。ボラティリティの高さは、大きな収益期待と同時に大きな損失の可能性もあります。ボラティリティの高さに応じたトレードを心がけて頂きたいと思います。
(*)GBPJPY(290)、EURAUD(420)、GBPAUD(374)、EURCAD(319)、GBPCAD(325)、EURNZD(445)、GBPNZD(404)
2020年3月13日の環境分析データ
世界中で株価が急落しています。金融市場の混乱は一層拡大し、新たな金融政策を催促する動きが出てきています。こうした動きは、為替市場よりも株式や債券市場に顕著に現れます。なぜかというと、株式・債券の価格は自国通貨に対して価格が決まっているからです。例えば、日経平均株価では株価が2万円の場合、2万という数字を円で表示しています。催促する動きとは、2万という数字を円(日本)に対して1.8万にすることで、圧力を与えることになります。現在のパンデミック懸念によって各国株式市場が急落していることは、その通貨である国に対して新たな政策を催促する動きになります。 しかし為替市場においては、例えばUSDJPYでは日本円と米ドルとの関係を示しています。2国間の強弱によって価格が決定します。相対的な強弱感の違いが価格の決定要因になるため、金融市場の混乱が直接的にはききにくいのが現状です。だからこそ、通貨相関・通貨強弱の視点が重要視されます。
非常にボラティリティの大きい状況が続いています。従来の認識を当てはめてトレードをすると、すぐに損切りになる可能性が高くなっています。損切りを広めにし数量を減らすことで、絶対額としての損失リスクをコントロールすることをお勧めします。
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2020年3月12日の環境分析データ
再びNY株式市場が急落するなど、金融市場の混乱は継続しています。ボラティリティの高い局面は、リスクが大きい反面、収益機会にも恵まれています。このため、確信のある時以外は手を出さない方が賢明です。大きなトレンドに変化はなく、4時間足ベースでの調整が起きています。トレンド方向への動きを確認出来てから参加しても遅くはないと思います。通貨の強弱には変化がみられません。通貨相関に着目した通貨選択を継続して頂きたいと思います。