豪・独消費者物価指数に注目!_5/29(水)

今日の環境分析 2024年5月29日

 昨日は、米国で消費者信頼感指数が発表され、102.0と市場予想の95.9を上回るとともに、4か月ぶりの上昇となりました。ミネアポリス連銀総裁は「利下げ判断までは数か月必要」と発言しました。これを受けて米国金利が上昇し、USDが買われる展開となりました。しかし、市場全般では、ボラティリティの低い状況が続いており小動きに推移しました。前日比でみても、フォローしている21通貨中で最も変動が大きかったUSDJPYでも+0.21%となり、横ばいの動きとなりました。方向感の乏しい膠着した状態が続いています。

 通貨相関では、市場の小動きを受けて前日からほとんど変化がありません。マイナー通貨が強く、メージャー通貨が弱い状況は続いています。市場のボラティリティが低下している結果、流動性の低いマイナー通貨の動きが目立っているためと思われます。メジャー通貨の売りを軸に通貨選択をしたいと思います。

 強い通貨: NZD・AUD・GBP
 弱い通貨: JPY・USD

 日足   : NZD>AUD>GBP>EUR>CAD>USD>JPY
 4時間足 : NZD>CAD>AUD>GBP>EUR>USD>JPY

 本日は、オーストラリアとドイツの消費者物価指数(CPI)に注目です。なかでもオーストラリアのCPIで金利高止まりを裏付ける結果になれば、AUDへの影響に警戒したいと思います。また、米国の地区連銀経済報告(ベージュブック)にも注目するとともに、米国金融当局の発言にも注目したいと思います。材料に乏しい局面にあるため、ちょっとした内容でも市場は反応しやすくなっているため、無視することが難しい状況にあります。方向感のない展開の手掛けにくい相場が続いていますが、明確なトレンドを確認するまで待ちたいと思います。

コメントを残す