今週は水曜日の米CPIに警戒!_5/13(月)

今日の環境分析 2024年5月13日

 週末金曜日、カナダの失業率が発表されました。6.1%と市場予想の6.2%を下回り、新規雇用者数では市場予想の2万人を大きく上回る9万人と改善しました。労働市場の好調さを受けて、CADが上昇しました。ミシガン大学消費者信頼感指数は、67.4と半年ぶりの低水準となりました。物価や金利、労働市場の悪化を懸念する動きが米国では強まっています。英国の第1四半期GDPは前期比+0.6%とプラス成長に転じ、市場予想を上回りました。健在な経済を取り戻していると財務相は発言していますが、インフレ状況を考えると英国経済の楽観視には懐疑的です。市場全般では、小動きに推移し、月初からの動きに対して調整の動きとなりました。方向感の乏しい展開でした。

 通貨相関からは、JPYの弱さが継続し、GBPの弱さも継続しています。NZDの強さが継続し、週末に労働市場の好調を確認したCADの強さも目立っています。EURの強さに陰りが見えてきているのが気になりますが、相対的な順位は高い水準を維持しています。方向感をつかみにくい展開が続いているため、通貨単位よりも通貨ペアごとの個別の動きに注目したいと思います。

 強い通貨: NZD・EUR
 弱い通貨: GBP・JPY

 日足   : AUD>NZD>EUR>CAD>GBP>USD>JPY
 4時間足 : CAD>NZD>EUR・USD・AUD>GBP>JPY

 今週は、水曜日に発表される米国の消費者物価指数(CPI)が最大の注目材料になります。雇用統計やその後に発表された新規失業保険申請件数など労働市場における需給ひっ迫の緩和を確認したため、次は物価面からのインフレ鎮静化の動きを確認することになるかに注目しています。内容次第では、再び早期利下げ観測が強まることでドル安の動きが想定されます。同時刻に発表される小売売上高にも注意したいと思います。そのほか、火曜日の英国の失業率と米国の生産者物価指数、木曜日の日本のGDPとオーストラリアの失業率にも注目です。また、週を通してFRB高官の発言が相次ぐことから、その発言内容にも注目されます。
 本日は、FRB高官の発言とスイス連銀総裁の発言が予定されいていますが、市場へのインパクトは低いと考えています。水曜日の米国のCPIに向けて様子見の展開が想定されます。

コメントを残す