今日の環境分析 2023年4月7日

 昨日は、予想外の利上げとなったNZD関連通貨が反転・調整し大きく動いた以外は、イースター休暇を前にポジション調整の動きもあり小動きに推移しました。

 通貨相関からは、JPY・GBPの強さが目立ちます。USDの弱さに一服感がありますが、本日の雇用統計次第で変化するので様子見です。マイナー通貨が再び弱い通貨群になってきました。方向感のない展開が続いているため、様子見したいと思います。

 本日は、米国で雇用統計の発表があり注目されます。このところ景気後退懸念の兆候が見られるだけに、労働市場の動向に注目です。しかし、本日は日本以外の主要国はイースター前の祝日で金融市場は休場です。市場の流動性の低い状況の中での雇用統計の発表のため、内容次第ではボラティリティが非常に高い展開も想定されます。週明けも、英国と欧州ではイースター休暇が続くため、月曜日の米国時間まで見送りで良いと思います。

今日の環境分析 2023年4月6日

 昨日発表された米国ISM非製造業景況指数は市場予想を下回り、景気減速を示しました。このところ、景気停滞を示す経済指標の発表が相次いでおり、米金利の低下がUSDの弱さにつながっています。また、ニュージーランドRBNZは政策金利を発表し、市場予想の+0.25%を上回る+0.50%の利上げを行いました。前日にオーストラリアRBAは政策金利を据え置いていただけに、サプライズとして受け止められました。全般には、小動きに推移しており、週末から週初にかけてのイースター休暇を前に様子見の展開となりました。

 通貨相関からは、USDの弱さは継続しています。JPY・NZDが下位足で再び強さを示し、上位足から下位足まで方向感が揃ってきました。GBPも同様の動きと思われます。ドルストレート・クロス円の通貨選択をしていきたいと思います。

 本日は、カナダの失業率に注目です。明日は、日本を除く世界の主要国でイースター前のグッドフライデーとして金融市場が休場となります。月曜日も、日本・米国を除き、金融市場は休場となります。このため、明日の米国の雇用統計発表を意識しつつも、休暇前のポジション調整の動きが強まると思われます。

今日の環境分析 2023年4月5日

 昨日は、日本時間には新年度に入りJPY売りの動きからクロス円が上昇し、オーストラリアRBAが利上げを見送ったことからAUD関連通貨が下落しました。その後、欧州時間・米国時間に移るにつれて、東京時間の流れを継続することがなく、方向感のつかみにくい状況が続きました。昨日発表された米国のJOLTS求人件数が、市場予想を下回ったことで景気後退懸念につながりUSDが下落しました。米国の景気停滞を示す経済指標が続いていることから、USDの弱さにつながっています。

 通貨相関からは、USDの弱さが確認できます。USDの弱さがドルストレート通貨の動きに大きな影響を与えています。GBPUSDは昨年来のレンジ上限を抜ける動きをみせており、GBPの堅調な動きにつながっています。NZDは、本日のニュージーランドの政策金利の発表を前に、下位足で強さが目立ちます。NZDとともにAUD・CADも徐々に強さが回復してきており、マイナー通貨の動きに注目です。USDの売りに対して、GBPやマイナー通貨の買いを組み合わせた通貨選択をしていきたいと思います。

 本日は、ニュージーランドRBNZの政策金利に注目です。昨日のRBAが政策金利を据え置いたのに対し、RBNZは+0.25%の利上げが予想されています。発表直後の値動きに警戒したいと思います。また、米国ISM非製造業景況指数にも注目です。月曜日に発表されたISM製造業景況指数では景気後退懸念を確認する結果となっただけに、非製造業での指数の動向に注目です。米国の景気停滞を確認することになれば、USDの下落が加速することも想定されるため警戒が必要です。

今日の環境分析 2023年4月4日

 昨日は、OPECによる原油減産が報道されインフレ懸念が再び高まり、今後の物価動向に注目があつまりました。一方で、ISM製造業景況指数では事前予想を下回り、景気停滞懸念が強まりました。AUD関連通貨が大きく上昇したほかは、小動きに推移しました。

 通貨相関からは、USDの弱さが継続しています。下位足でオセアニア通貨が反発しましたが、調整の動きか転換か行方を見守りたいと思います。USDは、インフレ警戒と利上げによる景気停滞とのつなひきがあるものの、上位足から下位足まで相対的な弱さが継続しています。USD売りを軸にした通貨選択をしていきたいと思います。

 本日は、オーストラリアのRBA政策金利に注目です。市場予想では利上げ見送りとされていますが、足元の強さをみると思惑的な動きがみられます。政策金利の発表を確認してから、AUDの行方を判断していきたいと思います。

今日の環境分析 2023年4月3日

 先週末金曜日は、月末・四半期末であったことから小動きに推移しました。ポジション調整の動きがみられましたが、大きな動きにはつながりませんでした。方向感のない展開が続いています。

 通貨相関からも、方向感のなさを確認できます。AUDが上位足から下位足まで揃って弱さを示していますが、その他の通貨は強弱がバラバラになっています。本日は、月初の月曜日でもあることから、見送り姿勢で臨みたいと考えています。今週は、多くの材料を控えているため、材料を消化した後の方向感を確認していきたいと思います。

 今週は、重要な経済指標が続きます。月曜日は米国ISM製造業景況指数、火曜日はオーストラリアRBAの政策金利、水曜日はニュージーランドのRBNZの政策金利と米国ISM非製造業景況指数、木曜日はRBA半期金融安定報告とカナダの失業率、金曜日は米国雇用統計が発表されます。それぞれ注目度が極めて高い指標となるので警戒が必要です。
 米国の雇用統計が今週最大の注目材料となります。金融システム不安が落ち着いてきている中で、雇用統計の内容次第で今後のFRBの金融政策を決定づける内容となるのか注目しています。また、オーストラリアとニュージーランドの政策金利に注目です。RBAは利上げを見送り、RBNZは最後の利上げとなる+0.25%が予想されています。
 なお、今週末から来週初にかけて、日本を除く先進国ではイースター休暇に入ります。金曜日は、米国で雇用統計の発表はありますが、日本以外の先進国では金融市場は休場となります。このため、カナダの失業率は通常より1日早い木曜日になります。来週月曜日は、日本と米国を除く先進国で金融市場が休場となります。このため、今週は木曜日までと割り切ったトレードが求められます。
 本日は、日銀短観にも注目しています。また、オーストラリアとニュージーランドは冬時間にはいりました。

2023年3月の運用実績(スイング)

3月は、1960.2pipsと高い収益を獲得できました。例年の3月同様、ボラティリティの高い展開を受けて、エントリーチャンスが発生しても見送りとなる場面が多くみられました。ボラティリティの高さを受けて早めの決済を心がけ、サイン発生当日中に決済する場面もありました。Mark2のサインが3回発生しましたが1勝2敗と負け越すなど、明確なトレンド転換を確認するのが難しい局面でした。

14勝2敗、勝率87.5%、平均収益122.5pips、保有日数4.3日、ペイオフレシオ3.395、プロフィットファクター23.77となりました。