今日の環境分析 2023年4月14日

 昨日発表された米国の3月の生産者物価指数は、事前予想を下回り2021年1月以来の低水準となりました。先日の消費者物価指数とともに、インフレ鎮静化の動きが強まっているようです。このため、米国の金融引き締めは残り1回程度の利上げ実施で終了する見通しが強まっており、USDの上値を重たくしています。また、AUD・NZDの反発を受けて関連通貨が大きく変動しました。

 通貨相関からは、JPY・USDともに弱い状況が継続しています。USDJPYはともに弱い通貨同士のため、方向感のつかみにくい展開が続いています。USDJPYを除くクロス円やドルストレートでは方向感を確認できる状況にあります。対して、金融引き締めの継続が想定されているEURの強さが目立っています。全般に、下位足で方向感が明確になりつつあるため、この動きが上位足に波及してくるのか注目しています。USDJPYを除くクロス円・ドルストレート通貨の通貨選択をしていきたいと思います。

 本日は、米国の小売売上高に注目です。消費者物価指数・生産者物価指数に続き、インフレ動向を判断する重要な経済指標となります。内容次第では、金融引き締めのゴールの位置を確定してくれるかもしれません。その場合、USDの上値は限定的となるため、ドルストレート通貨の動きに注目していきたいと思います。