今日の環境分析 2023年4月12日

 昨日は、上位足の方向に沿った動きとなったものの、全般に小動きに推移しました。本日の米国の消費者物価指数の発表を前に、様子見気分が広がりました。そうしたなか、昨日に続きJPYの弱さからクロス円通貨の上昇が目立つ展開となりました。

 通貨相関からは、前日と同様に、JPY・AUD・NZDの弱さが目立ち、USD・CADの強さが継続しています。EUR・GBPは堅調な展開となっており、弱い通貨の売りを軸とした通貨選択をしていきたいと思います。

 本日は、米国の消費者物価指数、FOMC議事録の公表に注目です。足元、USDは堅調な展開になっていますが、消費者物価指数の結果が下振れした場合のUSD急落に警戒したいと思います。また、カナダの政策金利の発表にも注目です。前回に続き利上げ見送りと思われますが、声明文の内容に注目です。北米経済圏として米国とともに、景気停滞の兆しがみられるのか、今後の米国の金融政策を判断するうえでも注意したいと思います。