今日の環境分析 2023年4月4日

 昨日は、OPECによる原油減産が報道されインフレ懸念が再び高まり、今後の物価動向に注目があつまりました。一方で、ISM製造業景況指数では事前予想を下回り、景気停滞懸念が強まりました。AUD関連通貨が大きく上昇したほかは、小動きに推移しました。

 通貨相関からは、USDの弱さが継続しています。下位足でオセアニア通貨が反発しましたが、調整の動きか転換か行方を見守りたいと思います。USDは、インフレ警戒と利上げによる景気停滞とのつなひきがあるものの、上位足から下位足まで相対的な弱さが継続しています。USD売りを軸にした通貨選択をしていきたいと思います。

 本日は、オーストラリアのRBA政策金利に注目です。市場予想では利上げ見送りとされていますが、足元の強さをみると思惑的な動きがみられます。政策金利の発表を確認してから、AUDの行方を判断していきたいと思います。