今日の環境分析 2022年6月9日

昨日は、円安が加速し、USDJPYは20年ぶりの134円台をつけました。ユーロ円も上昇するなど、円の独歩安になっています。Mark’s Tradeでは依然として、クロス円通貨はすべて買いサインを継続しています。日銀総裁の金融緩和継続発言や日米金利差からの円安は投資家にとっては安心感のある状況だと思います。しかし、米国景気のインフレピーク感観測の一部に台頭していることや日米金利差からは行き過ぎと判断される現在の価格には、徐々に警戒心を持って臨んでいきたいと思います。

通貨相関からは、JPYが圧倒的な弱さを継続しています。マイナー通貨の中ではCADの強さ、NZDの弱さが目立っています。JPYを軸にしたJPY売りのポジションに継続して注目しています。また、CADの強さが目立っていますが、本日カナダのBOC総裁の発言、明日失業率の発表と材料を抱えているため、トレンドの継続か反転かに注視しています。

本日は、ECBの政策金利と声明の発表、その後のECB総裁の記者会見があります。7月からの利上げ方針に変更があるのか、年内の金融引き締め方針に変更はないのか注目です。発表を前にEURの値動きには警戒しておきたいと思います。

今日の環境分析 2022年6月8日

昨日は、クロス円の上昇が継続し、GBPの強さも目立ちました。また、オーストラリアの利上げ継続が発表され、ボラティリティの高まる局面がありました。
現在、Mark’s Tradeではフォローしているクロス円の6通貨すべてに買いサインが継続しています。どのタイミングで利確をするのか注視しています。

通貨相関からは、JPYが圧倒的に弱いため、クロス円通貨の優位さは継続しています。USDの強さが戻ってきたためUSDJPYの上昇につながりました。また、CADの強さも継続しています。その他の通貨は、上位足と下位足の強弱に差があります。このため、クロス円通貨以外の通貨ペアは、個々の値動きを判断せざるを得ない状況にあります。

明日はECBの政策金利の発表があります。7月の利上げ開始が市場予想とされているため、声明内容に注目が集まっています。EURの値動きに警戒したいと思います。

今日の環境分析 2022年6月7日

前週末の米雇用統計発表を受けた金融引き締めの継続を確認し、日銀総裁が金融緩和の継続を明言したことで、日米金利差拡大が続くと判断され、USDJPYは20年ぶりの円安水準となる132円台をつける局面もありました。日銀総裁から「家計の値上げ許容度が高まっている」とのコメントがあり、消費者物価指数の2%目標を正当化するかのような発言でした。

通貨相関からは、JPYの圧倒的な弱さが継続しています。USDは相対的に弱いグループに位置しているため、ともに弱い通貨であるUSDJPYの上値は重たいと思われます。USDJPY以外のクロス円通貨は、JPYの弱さを反映して堅調な展開が継続すると判断しています。CADの強さが目立っています。今週は、カナダ関連の経済指標の発表が多く、本日も複数の指標が発表されることから、発表時の値動きに注意していきたいと思います。

本日は、オーストラリアの政策金利に注目しています。目先、調整の動きを見せているAUDが上位足の方向に戻るのか否かを問われる局面にあると思います。

今日の環境分析 2022年6月6日

週末金曜日に発表された米国雇用統計は予想を上回り、米国経済の景気後退懸念が払拭されました。金融当局の引き締めの姿勢に変化がないと判断され、USDの堅調な展開となりました。

今週は、火曜日にオーストラリアRBA、木曜日に欧州ECBの政策金利の発表があります。金曜日は、カナダの失業率と米国の消費者物価指数が発表されます。
特に、ECBの政策金利の発表に注目です。7月以降の利上げ幅や金融引き締めの強さなどを先読みするような動きが強まっています。
RBAも金融引き締め姿勢を継続しており、EUR・AUDともに堅調な展開が想定されます。

日本の金融緩和継続の姿勢には変化がないため、金融引き締めに向かう日本以外の国との金利差は拡大しています。通貨相関からも、JPYは上位足から下位足まで揃って、最弱通貨になっています。
この結果、クロス円通貨の堅調さは継続すると思われます。

本日は、ニュージーランドとスイスが祝日で休場です。

スワップ一覧_2022/6/4(Axiory/BigBoss/XM/Titan/HotForex/外為ファイネスト)

今週は、カナダの利上げが発表され、CAD関連通貨ぺアのポジションでスワップポイントの変動がありました。また、前週のニュージーランドの利上げを受けた変動もありました。全般に金利差を意識したスワップポイントの決定をされているようです。

しかし、依然としてBigBossではUSDJPYのスワップポイントは、他社と大きく異なる方向性となっています。ショートポジションのプラススワップが続いており、AxioryやXMのプラススワップのUSDJPYのロングポジションとの裁定取引が可能な状況となっています。ただし、BigBossのロングポジションのマイナス幅の縮小、ショートポジションのプラス幅の縮小の動きが出ており、段々と裁定取引のチャンスは減衰していくと思われます。

今日の環境分析 2022年6月3日

昨日は、AUD中心にCAD・NZDのマイナー通貨の上昇が目立ちました。また、JPYの弱さからクロス円の上昇が目立ちました。ただ、USDJPYは前日来の130円を挟む動きとなり上値の重さを感じる動きです。本日、重要な経済指標を控えていることから、動きにくい展開にあると思われます。

通貨相関からは、AUDの圧倒的な強さとCADのAUDに続く強さが見られます。一方、JPYの圧倒的な弱さとGBPのJPYに続く弱さが見られます。全般に、マイナー通貨の強さが目立っています。株式・商品などの足元の堅調な動きから、リスクオンの動きが反映しているものと思われます。

本日は、米国の雇用統計、ISM非製造業景況指数の発表に注目しています。米国経済のインフレのピーク感をどのように判断できるのか、その結果により年後半に向けた米国の金融引き締めに変更の可能性があるのかに影響されます。

2022年5月のパフォーマンス報告

5月は、前月の反省を受けて、早めの利確を行うようにしました。このところ、日中の動きをみずに、終値ベースでのサインでのトレードとなっていました。含み益を失うくらいなら、早めの決済の方が良いと考え、日中の対応ができるよう重要抵抗線での決済を重視しました。この場合、指値を置くだけなので、負担にはならずにトレードすることができました。

14勝2敗、勝率87.5%、平均収益103.2pips、保有日数3.2日、ペイオフレシオ2.572、プロフィットファクター18.0となりました。戦略別では、Mark1が15回(13勝2敗、勝率86.7%)、Mark2が1回(1勝0敗、勝率100.0%)となります。久しぶりに通常の勝率に戻ってきました。月末付近で、安易なエントリーを行い2敗しましたが、レンジ局面内での動きになり負けトレードとなりました。ともに、Mark1の完璧なエントリー条件ではなかったので、見送るべきでした。

今日の環境分析 2022年6月2日

昨日は、米国のISM製造業景況指数が事前予想を上回り、カナダBOCが連続0.5%の利上げとなり、USD・CADの強さが目立ちました。JPYの弱さが継続し、USDに強さがもどったことから、クロス円の上昇となりました。マイナー通貨の中で、NZDが相対的に弱くなってきており、CAD・AUDの強さとの強弱感に差異が出てきました。

本日は、英国が祝日で明日まで休場になります。GBP関連通貨の値動きには注意したいと思います。このところ、メイン市場が休場の日には、実需の動きがないことから、ボラティリティが高まる傾向が強まっています。GBPの弱さが出てきていることから、トレンドが加速するきっかけになるかもしれず、警戒が必要です。

今日の環境分析 2022年6月1日

昨日は、月末でもあることから前日同様小動きに推移しました。ユーロでは消費者物価指数が発表されインフレ率が過去最高を記録しました。金融当局の金融引き締め姿勢の継続から、EURの強さを示していると思われます。

徐々に、上位足から下位足まで方向感が揃うようになってきました。マイナー通貨の強さ、」メジャー通貨の強さが明確になってきました。メジャー通貨の中では、EURの強さとJPYの弱さが目立っています。4時間足では上位足の方向にトレンドの発生を確認できる通貨ペアが増えていることから、大きく動き出すのは目前と考えています。日足ではレンジ内にあるため、トレンドの確認をするには到りませんが、収束から発散に向けた動き出しを待っています。

本日は、23時に発表されるカナダの政策金利に注目です。また、同時刻には米国のISM製造業景況指数が発表されます。USDCADは数少ない日足ベースでのトレンドを確認できていることから、この流れが加速するのか反転するのか注視していきたいと思います。