今日の環境分析 2022年6月6日

週末金曜日に発表された米国雇用統計は予想を上回り、米国経済の景気後退懸念が払拭されました。金融当局の引き締めの姿勢に変化がないと判断され、USDの堅調な展開となりました。

今週は、火曜日にオーストラリアRBA、木曜日に欧州ECBの政策金利の発表があります。金曜日は、カナダの失業率と米国の消費者物価指数が発表されます。
特に、ECBの政策金利の発表に注目です。7月以降の利上げ幅や金融引き締めの強さなどを先読みするような動きが強まっています。
RBAも金融引き締め姿勢を継続しており、EUR・AUDともに堅調な展開が想定されます。

日本の金融緩和継続の姿勢には変化がないため、金融引き締めに向かう日本以外の国との金利差は拡大しています。通貨相関からも、JPYは上位足から下位足まで揃って、最弱通貨になっています。
この結果、クロス円通貨の堅調さは継続すると思われます。

本日は、ニュージーランドとスイスが祝日で休場です。