今日の環境分析 2022年6月7日

前週末の米雇用統計発表を受けた金融引き締めの継続を確認し、日銀総裁が金融緩和の継続を明言したことで、日米金利差拡大が続くと判断され、USDJPYは20年ぶりの円安水準となる132円台をつける局面もありました。日銀総裁から「家計の値上げ許容度が高まっている」とのコメントがあり、消費者物価指数の2%目標を正当化するかのような発言でした。

通貨相関からは、JPYの圧倒的な弱さが継続しています。USDは相対的に弱いグループに位置しているため、ともに弱い通貨であるUSDJPYの上値は重たいと思われます。USDJPY以外のクロス円通貨は、JPYの弱さを反映して堅調な展開が継続すると判断しています。CADの強さが目立っています。今週は、カナダ関連の経済指標の発表が多く、本日も複数の指標が発表されることから、発表時の値動きに注意していきたいと思います。

本日は、オーストラリアの政策金利に注目しています。目先、調整の動きを見せているAUDが上位足の方向に戻るのか否かを問われる局面にあると思います。