今日の環境分析 2022年6月21日

昨日は、週初であることやNY市場が祝日で金融市場が休場であったことから、久しぶりにボラティリティが低下しました。終値でも1%を超える変動のあった通貨ペアはなく、閑散とした市場になりました。現在、Mark’s Tradeではトレンドの発生を確認できる通貨ペアはなく、ポジションを保有していません。

通貨相関からは、JPYの弱さが再び強まりました。すべての時間足で最弱通貨になっています。USDは短期足で相対的に弱い通貨になっているため、USDJYは動きにくい状況にあります。JPYの弱さからUSDJPYを除くクロス円の動きに注目しています。全般には、方向感が外っていない状況が続いているため、動き出しを待ちたいと思います、

足元の動きで特徴的なのは、地理的に近い通貨の強弱です。USDとCAD、EURとGBP、AUDとNZDがそれにあたります。地域内経済の強弱が通貨ぺアの値動きに現れています。それぞれの強弱を見極めて、通貨選択をする必要があります。

本日は、オーストラリアのRBA議事録公表、カナダの小売売上高に注目していますが、先週までの大きな経済指標とは違い、市場への影響は少ないと考えています。