日銀総裁会見に注目?!_1/23(火)

今日の環境分析 2024年1月23日

 昨日は、ボラティリティが低下し、小動きに推移しました。年初からの方向性に逆行する動きとなりました。本日の日銀の金融政策の発表を前に、クロス円中心に見送り姿勢を強めました。その他の通貨でも下位足で収束を強めていることから、きっかけ待ちの様相になっています。

 通貨相関からは、下位足の強弱感が上位足に対して逆行しており、方向感のつかみにくい状況にあります。AUDが反発する一方でNZDが調整色を強め、USDの軟調な展開やJPYの相対的な弱さの低下などが見られますが、明確な動きと判断するのが困難な状況にあります。下位足ではクロス円中心に収束の度合いを強めています。本日の日銀の金融政策を見るまでは、方向感を確認しにくい状況にあります。相対的な優位性を維持しているGBP・EURを軸に通貨選択をしたいと思います。

 強い通貨:GBP・EUR・AUD
 弱い通貨:NZD・JPY・USD

 日足   : GBP>USD>EUR>CAD>AUD>NZD>JPY
 4時間足 : AUD>CAD>GBP>EUR>JPY>USD>NZD

 本日は、日銀の金融政策の発表とその後の日銀総裁の会見に注目です。能登半島地震を受けて日銀の金融政策は早期修正観測が後退しています。大規模な金融緩和策を維持するとの予想が優勢となっています。このため、金融政策の発表はサプライズはなく、正午頃に早めの発表が行われるものと思われます。総裁の会見において、今後の政策についてどのような方針を示すかが最大の注目ポイントになりそうです。市場の見通しでは4月にゼロ金利解除と判断していますが否定的な発言などがあると、一気に円安方向へ動く可能性を否定できません。逆に前倒しを示唆するようであれば、円高方向への転換は想定されます。どちらにせよ、会見内容を確認し、方向性が確定するのを待ちたいと思います。

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