金融政策発表前の様子見?!_3/15(金)

今日の環境分析 2024年3月15日

 昨日発表された米国の経済指標は強弱マチマチでした。2月の生産者物価指数は前年比+1.6%と市場予想を上回り、火曜日発表の消費者物価指数と同様に強い状況となり、インフレ継続が確認されたました。このことから早期利下げ観測が後退し、6月から後倒しの可能性が出てきました。一方で、小売売上高は前月比+0.6%と市場予想の+0.8%を下回り、さらに1月のデータを下方修正しました。年明け以降弱いデータが続いており、個人消費の減速感が高まっています。市場全般では月初からの動きと逆行する動きが目立っており、方向感をつかみにくい状況が続いています。

 通貨相関からは、4時間足でJPYの弱さ、USDの強さが継続しています。USDにつれたCADを含め4時間足では強い通貨群にありますが、日足では弱い通貨群を形成しています。方向感が揃わないため、難しい局面が続いています。一部の個別通貨ペアでは収束を強めており、発散に向けた準備段階にあると思われます。明確な強弱感を判断することが難しいため、個別の通貨ペアの動きから通貨選択をしたいと思います。

 強い通貨: USD・EUR
 弱い通貨: AUD・NZD

 日足   : JPY>GBP>EUR>AUD>NZD>USD>CAD
 4時間足 : USD>CAD>EUR>AUD>GBP>NZD>JPY

 本日は、ニューヨーク連銀景気指数とミシガン大学消費者信頼感指数に注目です。昨日の小売売上高が低調だったことから、ミシガン大学消費者信頼感指数の内容が消費停滞を裏付けるものになるのか注意したいと思います。来週は日本と米国の金融政策が発表されます。日本ではゼロ金利解除の可能性が高まり、米国では利下げ開始時期や利下げ回数が焦点とされています。現在の動きはこうしたことを織り込んでいると考えられるため、新たな材料がでるまでは様子見姿勢が続くものと思われます。