9月のデイトレードは、3,865.2pipsとなりました。第3週までは毎週1000pipsを超えていたものの、第4週の落ち込みがあったため9月月間で4000pipsには到達しませんでした。個別通貨ペアでは、GBPJPY・EURAUD・GBPAUDが前月に続き500pipsを上回りました。全体で、91勝8敗、勝率91.9%、平均収益39.0pipsとなりました。
スワップ一覧_2023/09/30(Axiory/BigBoss/XM/Titan)
前週、USDJPYのロングポジションをマイナススワップとしたBigBossは、再び大幅なプラススワップに変更しました。思惑的なスワップポイント方針をとる傾向にありますが、スイングトレーダーにとって収益対象となるスワップ収益が大きく変動することはリスク要因になります。このため、来月からはスワップポイントの調査対象会社から除外します。
今日の環境分析 2023年9月29日
昨日は、四半期末を控えてポジション調整の動きが強まりました。前日比と前月比では逆の方向になっていることからも確認することができます。なかでも、AUDの反転の動きが大きく、関連通貨の上昇が目立ちました。USDJPYも150円を目前に控え、反落しました。
通貨相関からは、下位足でAUDの強さが際立ちました。次いでUSD・NZDの強さを確認することができます。JPYの弱さが目立ち、EUR・GBPとともに弱い通貨群を形成しています。USDの強さが継続していることから、USDを軸とした通貨選択をしたいと思います。
本日は、東京都区部の消費者物価指数に注目です。また、英国の第2四半期GDP確定値や欧州圏の消費者物価指数、カナダのGDP、米国のPCEデフレータなど、金融政策に大きな影響を与える内容が多いので警戒しておきたいと思います。本日も期末要因からの動きが続くと想定されるため、こうした経済指標の発表を契機に大きく動く可能性があるので注意したいと思います。なお、本日から中国は来週末まで秋の大型連休に入りました。不動産関連企業を中心に不穏な動きが続いており、市場が休場となる連休中に大きな動きが懸念されます。世界経済に与える影響が大きいので、来週一杯、中国の動向に注意したいと思います。また、週明け月曜日はオーストラリアとカナダの市場は休場となります。AUD・CADの動きには注意しておきたいと思います。
今日の環境分析 2023年9月28日
昨日発表された米国の8月の耐久財受注は、市場予想の前月比-0.5%を上回る+0.2%の増加となりました。米国金利の上昇に伴う借り入れコストの上昇から企業の設備投資は停滞期気味でしたが、米国経済の堅調さを裏付ける結果となりました。一方で、ミネアポリス連銀総裁は政府機関の閉鎖や自動車業界のストが長引いた場合には年内の利上げ見送りの可能性もあると発言し、景気停滞懸念にも無視できない状況にあります。どちらにせよ、米国金利は後1回の利上げがあってもほぼ上限に達していることから、今以上の日米金利差の拡大を想定しにくい状況にあります。USDJPYは149円台後半まで上昇し、今日にも150円乗せの可能性が高まってきました。しかし、日米金利差の限界や金融当局の円買い介入への警戒などを考えると、上値の重たい展開になるものと思われます。期末要因を背景に150円台に入ることも視野に入れて慎重な対応が望まれます。
通貨相関からは、前日に続き、USD・CAD・NZDの強さを確認できます。逆に、EUR・GBP・AUDの弱さも継続しています。JPYは中立的な位置づけを継続しています。このため、クロス円通貨は、強弱が分かれる状況にあるため、通貨選択には注意が必要です。引き続き、ドルストレート通貨やEUR・GBPに注目した通貨選択を行いたいと思います。
本日は、オーストラリアの小売売上高、ドイツの消費者物価指数、米国の新規失表保険申請件数とGDP確報値が発表されます。それぞれの指標が関連通貨への影響度は高いと思われるため、発表内容には注意したいと思います。引き続き、週末・月末・四半期末に向けたポジション調整の動きには警戒したいと思います。
今日の環境分析 2023年9月27日
昨日は、大きな経済指標の発表はなく、小動きに推移しました。米国金利が上昇したことを受けてUSDJPYは149円台に乗せてきました。円買い介入への警戒感があるためにUSDJPYの上値は重たい動きになっていますが、ドルストレート通貨はドルの強さを素直に反映した値動きになっています。
通貨相関からは、前日に続き、USD・CAD・NZDの強さを確認できます。AUDはNZD対比での弱さが継続しており、EUR・GBPの弱さも継続しています。JPYは中立的な位置づけになっていますが、クロス円通貨でみると強弱が分かれる状況になっています。引き続き、ドルストレート通貨やEUR・GBPに注目した通貨選択したいと思います。
本日は、7月末に開催された日銀の議事要旨に注目です。長期金利の水準を引き上げた際の会合であるため、どのような内容が議論されたのか、今後の金融政策のヒントとなるような内容があるのか注目されています。また、オーストラリアの消費者物価指数や米国の耐久財受注にも注目です。引き続き、週末・月末に向けたポジション調整の動きには警戒したいと思います。
今日の環境分析 2023年9月26日
昨日発表されたドイツのIFO景況指数は5か月連続で下落し、景気後退懸念の高まりからEURが売られる展開となりました。市場全般では、ボラティリティが低下し、月内の方向性に沿った動きになりました。USDJPYは、介入への警戒感はあるものの,149円直前にまで上昇しました。USDJPY同様にNZDJPYやCADJPYは上昇しましたが、EURJPY・GBPJPY・AUDJPYは軟調な展開になっていいます。全面的な円安局面ではないことで、円安介入には踏み込みにくい状況にあると思います。
通貨相関からは、USDの強さが継続し、CAD・NZDの強さも目立ちます。AUDはNZD対比での弱さが際立ち、EUR・GBPとともに軟調な展開になっています。JPYは中立的な位置づけですが、金融引き締めの可能性を残している唯一の先進国通貨の立場から、堅調な展開になっています。USDの堅調さを受けてドルストレート通貨やEUR・GBPに注目した通貨選択をしたいと思います。
本日は、重要な経済指標はありません。今週末の四半期末を控え、徐々にポジション調整の動きが強まると思われるため、慎重な姿勢で臨みたいと思います。日本の企業にとっても9月末は半期末の重要な時期になります。USDJPYの149円台を見に行くのか、その時の金融当局の対応はどうなるのか警戒したいと思います。
今日の環境分析 2023年9月25日
週末金曜日に発表された日本銀行の金融政策は、現状維持となりました。事前に期待されていたゼロ金利政策の解除はまったくなく、失望感にあふれた内容でした。水曜日に発表された米国FOMCは金利据え置きを発表したものの、年内の利上げとともに高金利の維持が確認されています。このため日米金利差を背景にUSDJPYは、148円台半ばまで上昇し150円台が視野に入る状況になってきました。米国のPMIは50.1と好景気の維持を確認する一方、ユーロ圏のPMIは47.1と4か月連続で50を下回り景気後退懸念が強まっています。こうした点がクロス円での違いにも表れています。
通貨相関からも、この動きがわかります。EUR・GBPの弱さが継続し、USD・JPYの強さを確認することができます。このため、USDJPYは上昇しても、EURJPY・GBPJPYは弱さが表れています。マイナー通貨は強い状況が継続しており、EUR・GBPの2弱の状況が目立つ展開になっています。EUR・GBPを軸に通貨選択をしたいと思います。
今週は、前週までで金融政策の発表が一巡し、大きく注目する経済指標はありません。水曜日の日銀の議事要旨公表・オーストラリアの消費者物価指数、木曜日のオーストラリアの小売売上高・ドイツの消費者物価指数・米国の新規失業保険申請件数・米国GDP確報値、金曜日の東京都消費者物価指数・EUの消費者物価指数・米国PCEデフレーターに注目です。
本日は、ドイツのIFO景況指数に注目です。欧州経済の中心となるドイツに景気停滞懸念が強まっています。利上げを継続しているECBの金融政策に影響を与えるものと思われます。前週末の動きを継続し、USDJPYが上昇し149円台に向かうのか、金融当局の円安牽制発言が出てくるのか注目したいと思います。今週は、月末・四半期末になることから、週後半に向けたポジション整理の動きには警戒したいと思います。
スワップ一覧_2023/09/23(Axiory/BigBoss/XM/Titan)
主要国の政策金利の発表が終わりました。これを受けてGigbossは、USDJPYのロングポジションをマイナススワップに変更しました。Bigbossは思惑的なスワップポイントを設定する傾向にあります。今回のマイナススワップには注意したいと思います。
今日の環境分析 2023年9月22日
昨日、英国BOEは、予想に反し15会合ぶりに利上げの見送りを発表しました。投票権のある9名のうち5名が利上げ見送り、4名が0.25%の利上げと僅差での見送りになりました。事前予想では利上げと思われていましたが、前日の消費者物価指数でインフレの鈍化を確認したことが大きく影響していると思われます。サプライズの発表となりましたが、欧州時間の序盤からGBPが下落し始めたことから、市場では見送りを読み込んでいた模様です。利上げ見送り発表と同時に下落した安値が材料出尽くしとなり、当日の安値になったことでも確認することができます。また、本日の日銀の金融政策の発表を前にJPYがポジション調整の動きから下落しました。
通貨相関からは、GBPの弱さが継続しています。EURも弱い状況にありますが、EURGBPの関係でGBPよりも強さが見られます。NZDの強さとAUDの弱さが顕著となり、オセアニア通貨の強弱感が分かれる状況になりました。USDは中立的な位置づけですが、他のメジャー通貨対比での強さを継続しています。JPYは短期的にはメジャー通貨で最も強い状況にありますが、本日の日銀の金融政策を確認しないことには適正な位置づけを判断できないと思われます。日銀の発表後に動いた方向に注目しています。また、GBPの弱さは継続すると思われるため、GBPやJPYを軸に通貨選択をしたいと思います。
本日は、日銀の政策金利の発表に注目です。朝方に発表される全国消費者物価指数の内容で、ある程度の方向性は判断できるのではないかと思います。声明文では、先日の読売新聞での報道内容が正式に織り込まれるのか、さらに踏み込んだ内容になるのかに注目しています。踏み込まれていた場合は一段と円高が進み、マイナス金利解除に言及せず金融緩和継続となった場合は失望感から円安が加速する可能性もあります。どちらにせよ昼頃の日銀の発表には警戒したいと思います。毎回思いますが、早く日銀も政策金利の発表時間を特定してほしいものです。このところの動きでは、正午前後に発表される場合は現状維持、12時以降に発表される場合には政策変更と市場では認識されています。正午以降は時間の経過とともに円高の動きが強まると思われるので注意したいと思います。さらに、日銀総裁の記者会見の内容にも警戒したいと思います。
また本日は、英国とカナダの小売売上高や欧米各国地域のPMIが発表されます。それぞれ市場へのインパクトが大きくなると思われるので、警戒したいと思います。
今日の環境分析 2023年9月21日
本日未明、米国FOMCにおいて政策金利を据え置きと発表しました。事前予想通りでサプライズはなく、年内の追加利上げを示唆しました。来年以降の金利見通しを従来よりも引き上げたことで、高金利を長い時間維持することとなりました。FRB議長は、経済の不確実性を指摘していることから、今後の対応は柔軟なものになると予想されます。米国経済が好調のため高金利を維持するのに支障がないと判断しているようですが、景気の腰折れを確認できるような経済指標の発表があれば金融政策の方向性が変わってくるものと思われます。個人的には、米国自動車業界のストが波及しないか懸念しています。USDJPYは148円台に入ってきましたが、CADJPYを除き他のクロス円は上昇していません。かたやドルストレート通貨は下落していることから、USDの強さが大きく影響していると思います。また、英国の消費者物価指数が発表され、市場予想を下回りました。高水準のインフレ鈍化の動きを確認することになりました。徐々に先進国の金融引き締めのゴールへの意識が高まっているように思われます。
通貨相関からは、マイナー通貨の強さが継続しています。メジャー4通貨はともに弱い状況にあり、その中でUSDが最も強いためドル高の動きにつながっています。本日の英国、明日の日本と政策金利の発表を控えているため、GBPとJPYは手掛けにくい状況にあります。マイナー通貨の買いを軸とした通貨選択を継続したいと思います。
本日は、英国の政策金利の発表に注目です。0.25%の利上げが見込まれておりサプライズはないと思いますが、景気悪化懸念に対するコメントに注目しています。昨日の消費者物価指数の内容が、今後の追加利上げの可能性にどう影響してくるのかを注意したいと思います。その他、本日はスイスを始めスウェーデン・ノルウェー・トルコでも政策金利の発表があります。欧州経済の状況を確認するうえで無視できないと思われます。また、明日は日銀の政策金利の発表があります。追加の金融緩和策がない場合は円安が進み、USDJPYの150円を視野に入れることになります。明日の発表までJPYの方向感は難しい局面にあるので、様子見したいと思います。