昨日発表された4月のNY連銀景気指数は、前月比+10.8と市場予想の-18.0を大きく上回り、5か月ぶりのプラス圏となりました。これを受けてUSDが上昇し、クロス円の中で出遅れていたUSDJPYの上昇につながりました。しかし、全般には小動きに推移し、ボラティリティも低下しています。徐々に日足ベースでトレンドの発生が確認できているため、大きな動きは近いと思っています。
通貨相関からは、USDの強さが戻ってきました。上位足まで波及していないため、まだ様子見ですが、上位足から下位足まで強さの揃っているCADの動きに追随する動きになりつつあります。これまで注目してきたUSDストレート通貨は見送り、クロス円中心に通貨選択をしていきたいと思います。EUR・GBPが下位足で弱くなってきており、今後の動向を注視しています。
本日は、オーストラリアRBAの議事録公表に注目です。AUDが戻り歩調になってきていることから、内容次第で戻りが加速することも想定されます。また、中国のGDP、ドイツのZEW景況感調査にも注目です。英国では失業率、カナダでは消費者物価指数が発表されます。ともに、重要な経済指標となるため、GBP・CADの値動きには警戒したいと思います。