昨日は、日本と米国を除き、主要国が祝日であったため、全般に小動きに推移しました。しかし、一部のクロス円通貨は円安の展開となりました。植田日銀総裁が就任し、現状の大規模な金融緩和策を継続することを表明しました。今後の政策変更には含みのある発言がありましたが、早急な政策転換がないことを示し、これがJPYの弱さにつながりました。
通貨相関からは、JPYが弱くなり、USDは強さが戻ってきています。USDにつれてCADの強さも目立っています。対して、オセアニア通貨は上位足から下位足まで揃って弱さが継続しています。JPY・AUD・NZDの売り、USD・CADの買いを軸に通貨選択をしていきたいと思います。
本日は、日本・米国を除く主要国がイースター休暇明けとなるため、休暇中の材料を消化する展開が想定されます。日本時間にはオセアニア通貨、欧州時間にはすべての通貨がボラティリティが高まると考えます。しかし、明日は重要な経済指標の発表を控えているため、慎重なスタンスで臨みたいと思います。