今日の環境分析 2023年4月6日

 昨日発表された米国ISM非製造業景況指数は市場予想を下回り、景気減速を示しました。このところ、景気停滞を示す経済指標の発表が相次いでおり、米金利の低下がUSDの弱さにつながっています。また、ニュージーランドRBNZは政策金利を発表し、市場予想の+0.25%を上回る+0.50%の利上げを行いました。前日にオーストラリアRBAは政策金利を据え置いていただけに、サプライズとして受け止められました。全般には、小動きに推移しており、週末から週初にかけてのイースター休暇を前に様子見の展開となりました。

 通貨相関からは、USDの弱さは継続しています。JPY・NZDが下位足で再び強さを示し、上位足から下位足まで方向感が揃ってきました。GBPも同様の動きと思われます。ドルストレート・クロス円の通貨選択をしていきたいと思います。

 本日は、カナダの失業率に注目です。明日は、日本を除く世界の主要国でイースター前のグッドフライデーとして金融市場が休場となります。月曜日も、日本・米国を除き、金融市場は休場となります。このため、明日の米国の雇用統計発表を意識しつつも、休暇前のポジション調整の動きが強まると思われます。

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