今日の環境分析 2022年6月29日

昨日も小動きに推移する中、USDJPYは136円台にはいるなど、クロス円通貨の堅調がみられました。しかし、クロス円通貨は前回高値の手前に位置しており、上値の重い展開となっています。日米金利差を背景とした円安の動きは、米国の景気後退懸念の高まりによって、金利差の拡大が円安に直結しづらくなってきています。前回高値抜けを確認してから、クロス円については判断したいと思います。

通貨相関では、JPYの弱さが目立ちます。このところ、4時間足では強い動きを見せていましたが、再び上位足の方向に向かっています。しかし、先に述べたように、クロス円通貨の上値が重たいことから、安易に買いあがることが難しいと考えます。CADの強さは上位足から下位足まで継続して強さを維持しています。逆に、GBP・NZDの弱さが目立ちます。

市場全般に大人しい動きをしており、収束感を強めていますが、4時間足では徐々にトレンドの発生が確認できます。いつ上位足に波及していくかに注目しています。国際的な会議が集中しており、政府要人や金融当局の発言には注意したいと思います。少しの材料が市場に過剰反応することはよくあるので、警戒が必要です。また、明日は月末・半期末を迎えます。ポジション調整の動きが出てくる可能性があることにも、警戒しておきたいと思います。

(参考)上記内容を音声で確認されたい方はこちら。テスト的に作成してみました。継続するかどうかは未定です。