今日の環境分析 2022年6月14日

先週末の米国消費者物価指数の数字を受けて、今週のFOMCにおいて0.75%の利上げ予想が強まりました。従来の0.5%利上げ予想からの上振れを受けて、リスクオフの動きが強まりました。株式市場が下落し、金やビットコインなども売り込まれています。クロス円やドルストレート通貨に1%を超える変動となりました。

通貨相関からは、USDの圧倒的な強さが目立っています。週半ばのFOMCに向けてドルストレート通貨は、堅調な展開になると思われます。ただし、USDJPYは昨日一時135円台をつけましたが、JPYが円安の反動や金融当局の円安懸念の発言などもあり、上値は重い展開にあります。

短期足に発生していたトレンドの動きは、日足に波及してきています。このまま日足ベースでトレンド確定していくのか、ダマシに終わるのか注視していきたいと思います。今週は重要な経済指標を控えているため、思惑的な動きなどの神経質な展開になると思われます。

また、EURUSDの1.0割れ、EURJPYとUSDJPYの価格逆転が近くなっており、値動きに注目しています。