昨日は、欧米各国地域のPMIが発表されました。サービス業PMIが予想を上回る堅調であったのに対し、製造業PMIは市場予想を大きく下回る低調な結果となりました。これを受けて、EURやUSD 売りの動きが強まりました。米国では債務上限問題に進展がなく、USDは動きにくい状況が続いています。市場全般に、方向感のない動きで推移しました。
通貨相関からは、USDが弱くなってきました。JPYの弱さは継続しているため、USDJPYは頭の重たい展開が続いています。EURの弱さも目立つことからメジャー通貨全般に弱い状況になっています。一方で、マイナー通貨は堅調な展開となっていることから、メジャー通貨売り・マイナー通貨買いの通貨選択をしたいと思います。ただし、NZDは政策金利の発表があるため、内容を確認してから判断していきたいと思います。
本日は、ニュージーランドの政策金利の発表に注目です。先日のオーストラリアのような予想外の利上げ再開があっただけに、どのような内容になるのか注目です。このところNZDは堅調な展開となっていただけに、現状維持の場合は失望売りの可能性があるので警戒したいと思います。また、英国の消費者物価指数にも注目です。米国では、イエレン財務長官の発言が予定されています。中小金融機関の経営不安・債務上限問題など、どのような内容になるのか注目です。日本時間の明日未明には5月2-3日にかけて行われたFOMCの議事録が公表されます。次回の利上げ停止を示唆した会合だけに、その議論の内容には注目したいと思います。