昨日は、全般に小動きに推移しました。ボラティリティも低下しており、本日の米国の消費者物価指数の発表を前に様子見気分が広がっています。米国では債務上限問題が高まっており、USDの上値の重さにも繋がっています。債務上限問題は過去にも何度か出ているので、いずれは解決すると思いますが、中小金融機関の破綻懸念のある時には注意が必要です。かつてリーマンショックの前にも債務上限問題が深刻化したことがあっただけに、警戒しておく必要があります。
通貨相関からは、JPY・USDの弱さに加え、EURの弱さが目立ってきました。GBPは明日の政策金利の発表を前にしているだけに、他のメジャー通貨に連動して弱含んでいますが、いまだ様子見と考えています。英国の利上げ水準次第では、他のメジャー通貨へ追随した動きも想定されます。対して、マイナー通貨全般に堅調な展開となっており、これらマイナー通貨の買い方向で通貨選択をしていきたいと思います。
本日は、米国の消費者物価指数が最大の注目材料です。結果が上振れた場合のサプライズに警戒しておきたいと思います。発表までは様子見気分が強い状況が続くと思うので、結果を確認するまでは動きにくい状況にあります。慎重な投資姿勢が望まれる日と考えています。