昨日は、日本時間こそゴールデンウィーク明けでボラティリティが高まりましたが、欧州時間・米国時間は英国が祝日であったこともあり低調なボラティリティとなりました。前日比でも小動きとなり、様子見姿勢の強い展開となりました。
通貨相関からは、USDとJPYの弱さが継続しているとともに、EURの弱さが目立ってきました。USDは次回のFOMCは利上げ打ち止め予想が強まり、EURは先週利上げ幅を圧縮したことで、金融引締めのゴールを見据えた動きから上値を重たくしています。一方で、利上げを再開したAUDが堅調な展開となっているなど、これまで弱いグループにいたマイナー通貨の強さが目立ってきました。今週重要指標の控えるUSDやGBPの値動きに警戒しつつも、マイナー通貨を軸とした通貨選択をしていきたいと思います。
本日は、オーストラリアの小売売上高に注目です。先日、サプライズとなる利上げ再開をしてAUDが強い展開になっています。この動きを後押しする内容になるのか注目しています。明日は米国の消費者物価指数が発表されます。発表を前に神経質な展開が想定されるため、ドル関連通貨には慎重に臨みたいと思います。