昨日は、前週末の動きを受けてJPY安の動きが継続したものの、その他の通貨ペアでは反転の動きがみられました。昨日発表されたISM製造業景況指数は、市場予想は上回ったものの6か月連続で50を割り込み、景気後退懸念が継続しています。今週のFOMCでは0.25%の利上げが想定されるものの、利上げ打ち止めとなる可能性が高まっています。このためUSDは上値の重い展開が続いています。
通貨相関からは、JPYが最弱通貨となっています。下位足では、JPYを除き上位足の方向感からの反転の動きとなりました。USDも相対的に弱い動きになっており、USDJPYを除くクロス円・ドルストレート通貨に注目しています。EURが下位足で調整の動きとなりましたが、上位足にまで波及していません。GBPとともに継続して注目していける通貨と考えています。
本日は、オーストラリアの政策金利に注目です。金利据え置き見通しですが、一部にはサプライズを期待する向きもあり、発表後の動きに注目しています。また、欧州の消費者物価指数にも注目です。木曜日のECBの理事会に影響を与える可能性が高いため、内容を注視したいと思います。日本は明日から連休に入ります。明日(日本時間明後日未明)にはFOMCの結果が発表されるのを前に様子見の動きが続くと思われます。