円安の持続性に注意?!_2/27(火)

今日の環境分析 2024年2月27日

 昨日は、連休明けの日本で日経平均株価が最高値を2営業日連続で更新しました。円安を背景とした株価の強さが見られますが、USDJPYは151円を前に高値圏でのもみ合いが続いています。USDJPYは介入警戒を意識した動きが強くみられますが、他のクロス円通貨は年初来の高値を追う動きにあります。しかし、一部のクロス円通貨には頭を押さえられる動きが見られるようになってきました。株価の急速な上昇への警戒とともに、3月期末に近づくことで円安の動きは弱まるものと考えています。

 通貨相関からは、NZDの強さが止まりました。明日のニュージーランドの政策金利発表を控え、ポジション解消の動きが強まった模様です。AUD・CADとともにマイナー通貨の弱さが目立つようになり、相対的にEUR・GBPが堅調な動きが顕著となってきました。JPY・USDは軟調な状況が継続しています。EUR・GBPを軸とした通貨選択をしたいと思います。

 強い通貨: GBP・EUR
 弱い通貨: JPY・USD・AUD

 日足   : NZD>EUR>USD>GBP>CAD>AUD>JPY
 4時間足 : GBP>EUR>NZD>CAD>USD>AUD>JPY

 本日は、日本の全国消費者物価指数に注目です。日銀の金融政策への影響を与えることになりますが、期待は薄いですがゼロ金利解除につながる内容になるのか注目しています。その他、重要な経済指標はありません。月末を控え、ポジション整理の動きが出てきていることから、本日も方向感のつかみにくい展開が想定されます。