今日の環境分析 2023年9月29日

 昨日は、四半期末を控えてポジション調整の動きが強まりました。前日比と前月比では逆の方向になっていることからも確認することができます。なかでも、AUDの反転の動きが大きく、関連通貨の上昇が目立ちました。USDJPYも150円を目前に控え、反落しました。

 通貨相関からは、下位足でAUDの強さが際立ちました。次いでUSD・NZDの強さを確認することができます。JPYの弱さが目立ち、EUR・GBPとともに弱い通貨群を形成しています。USDの強さが継続していることから、USDを軸とした通貨選択をしたいと思います。

 本日は、東京都区部の消費者物価指数に注目です。また、英国の第2四半期GDP確定値や欧州圏の消費者物価指数、カナダのGDP、米国のPCEデフレータなど、金融政策に大きな影響を与える内容が多いので警戒しておきたいと思います。本日も期末要因からの動きが続くと想定されるため、こうした経済指標の発表を契機に大きく動く可能性があるので注意したいと思います。なお、本日から中国は来週末まで秋の大型連休に入りました。不動産関連企業を中心に不穏な動きが続いており、市場が休場となる連休中に大きな動きが懸念されます。世界経済に与える影響が大きいので、来週一杯、中国の動向に注意したいと思います。また、週明け月曜日はオーストラリアとカナダの市場は休場となります。AUD・CADの動きには注意しておきたいと思います。

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