昨日は、日本が祝日で週初ということもあり、日本時間のボラティリティは低水準となりました。このところ、日中のボラティリティは日本時間が高くなる傾向にあるため、欧州時間や米国時間においても日本時間の影響を受けて、低水準になりました。個別の通貨ペアでみても、昨日は月初からとは反対方向に動くなど、見送り気分の強い展開となりました。やはり週半ば以降の米国・英国・日本の政策金利の発表を控えていることから、いくつかの通貨ペアではトレンドの発生を否定する動きとなり、様子見姿勢の強さが目立つ状況にあります。
通貨相関からは、AUD・CADの強さやEUR・GBPの弱さが継続しています。USD・JPYは比較的堅調な展開となっていますが、今週の金融政策を意識した動きになっています。EUR・GBPともに弱い状況にありますが、GBPがEUR対比で弱さが目立つようになりました。先週ECBでの金利引上げ打ち止め観測の強まりからEURが売られたように、今週のBOEにおいても同様の展開からGBPが売られると想定している模様です。このため、英国の政策金利の発表まではGBPの売りを軸に通貨選択をしたいと思います。
本日は、オーストラリアの9月5日に行われたRBA議事録の公表に注目です。金融引き締め終了への観測ができる内容なのか注意したいと思います。このところ堅調なAUDの方向性に変化が出るのか注目しています。また、カナダの消費者物価指数にも注目です。AUD同様にCADも堅調な展開になっており、この動きが加速する結果となるのか反転するのか注目しています。本日は、明日(日本時間の明後日未明)のFOMCの政策金利の発表を前に、USDを中心に気迷いの展開になるものと思われるため、値動きには注意しておきたいと思います。