昨日は、ECB総裁の発言がありましたが、利上げ方針に言及しませんでした。欧州経済は、景気悪化とインフレ抑制の板挟みにあり、ECB内部で意見が分かれている模様です。週初に加え、米国とカナダが祝日であったことから、市場全般はボラティリティが低下し、小動きに推移しました。Mark’s Tradeのスイングトレードでは、日足・4時間足ともにサインが表示されていません。様子見の動きが続いていますが、継続フォローしている21通貨ペアのうち半数くらいの通貨ペアが日足ベースで収束の動きを強めています。いつ発散に向かってもおかしくない状況にあります。
通貨相関からは、USDの強さが継続しています。JPYの強さも維持していることから、USDJPYを除いたクロス円通貨が軟調な展開になっています。EUR・GBPの弱さが継続しているものの、EURGBPの関係からEURがより弱い動きになっています。USDの強さが持続していることから、USDを軸にした通貨選択を継続したいと思います。
本日は、オーストラリアの政策金利の発表に注目です。市場予想は金利据え置きを見込んでおり、当局の声明文に注目しています。AUD関連通貨は、8月中旬から反転の動きを見せていましたが、足元は方向感のない動きになっています。可能性は高くはないと思いますが、本日の金融当局の発言内容で新たな動きが始まるのか注目しています。米国・カナダ市場は休場明けとなるため、米国時間の値動きに警戒したいと思います。