英国ジョンソン首相の辞意表明を受けて、英国の政局安定を好感してGBPが上昇しました。EURの下落傾向が強まっていたところに出たニュースでしたので、EURGBPの大きな下落につながりました。ECBは今月の利上げを表明していますが、欧州経済の停滞懸念から、EURの弱さが際立っています。EURUSDの1.0のパリティ割れの可能性が高まっています。
通貨相関からは、USDとJPYの強さ、EURの弱さが継続しています。上位足から下位足までの方向感が揃っています。ともに強い通貨であるUSDJPYを除くクロス円やドルストレート通貨に注目しています。また、EURの弱さを軸とした通貨選択にも注目しています。
本日は、米国で雇用統計の発表があります。景気減速感を裏付ける内容になるのか注目しています。市場では、来週の消費者物価指数に注目が集まってきているため、大きな動きはなさそうに思います。また、カナダの失業率の発表にも注目です。日曜日には日本で参議院選挙が行われます。おそらく与党の過半数獲得となると思います。与党の安定政権が継続することを確認できるので、週明けから積極的な政策展開をしてくるのではないかと考えています。
(参考)上記内容を音声で確認されたい方はこちら。テスト的に作成してみました。継続するかどうかは未定です。