今日の環境分析 2022年7月7日


前日発表されたISM非製造業景況指数は、事前予想をわずかに上回ったものの、米国経済の一部に減速感を示唆する内容となりました。また、本日未明に発表されたFOMC議事録の内容では、次回7月の会合では0.5~0.75%の利上げが適切であろうと判断していました。新たな金融引き締め強化を示唆することはありませんでしたが、景気への配慮よりもインフレ抑制に重点を置いていることが確認できました。

通貨相関からは、EURの弱さとUSDの強さが目立ちます。EURは、このところじわじわと下落を続け、EURUSDの1.0水準が現実味を帯びてきました。欧州経済の景気減速懸念が強まっていることから、EURは調整色の強い展開になっています。EURとともにGBPも弱い状況にありますが、EURGBPの関係からEURの方が相対的な弱さを示しています。ドルストレートとユーロ関連通貨に注目です。

本日は、20:30に6月9日に開催されたECB理事会の議事要旨が発表されます。EURの方向性を強化するのか転換するのかに注目しています。

(参考)上記内容を音声で確認されたい方はこちら。テスト的に作成してみました。継続するかどうかは未定です。

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